Vision

ソニーCEO、CESで『ザ・インタビュー』ハッキング事件について言及、言論の自由はエンターテインメント企業にとって重要と語る

ソニーCEO、CESで『ザ・インタビュー』ハッキング事件について言及、言論の自由はエンターテインメント企業にとって重要と語る

テイラー・ソパー

カジライソニー
ソニーCEO平井一夫氏。

ラスベガス — ソニーのCEO平井一夫氏は、月曜日の午後に行われた同社のCES記者会見で、すぐに世間の関心を引いている問題について言及した。

平井氏は講演の冒頭で、物議を醸した映画「ザ・インタビュー」について語った。この映画は、ソニー・ピクチャーズに深刻な損害を与えていたハッカー集団による暴力の脅迫を受け、先月ソニーが当初公開を中止した作品である。その後、ソニーは方針を転換し(バラク・オバマ大統領は、ソニーが脅迫に屈したのは間違いだったと発言)、一部の映画館で公開するとともに、YouTubeやXboxなどのプラットフォームでオンライン配信を開始した。これはおそらく、より注目すべき点と言えるだろう。

「実際のプレゼンテーションに入る前に、ソニー・ピクチャーズと素晴らしいコメディ映画について触れなければ失礼だと思ったので、少し時間を取ってお話ししたいと思います」と平井氏は語った。

平井氏は軽い雰囲気を保ちながら「ANNIE/アニー」について語り始めたが、その後は冗談を脇に置いて「ザ・インタビュー」について語り始めた。彼は今回のハッキングを「近年で間違いなく最も悪質で悪質なサイバー攻撃の一つ」と呼んだ。

「ソニー・ピクチャーズとその従業員を襲った犯罪者の恐喝行為に立ち向かい、文字通り24時間休みなく米国とカナダの観客に『ザ・インタビュー』を届けるために尽力してくれたすべての従業員、そしてもちろん共に仕事をしてきたパートナーたちをとても誇りに思います」と平井氏は語った。

平井氏はまた、580の映画館のいずれかに映画を観に行った人々と、オンラインで映画をストリーミングした何百万人もの人々に感謝の意を表した。

「言論の自由、表現の自由、結社の自由はソニーと私たちのエンターテインメント事業にとって非常に重要な生命線です」と彼は付け加えた。

ソニーは先月、「ザ・インタビュー」が公開からわずか4日でオンライン売上高1500万ドル以上を達成したと発表した。同作は公開からわずか4日で200万回以上ダウンロードまたはレンタルされた。