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WatsonにはAPIがある:IBMがJeopardyのチャンピオンをクラウドへ

WatsonにはAPIがある:IBMがJeopardyのチャンピオンをクラウドへ

ブレア・ハンリー・フランク

IBM-ワトソン
クイズ番組「ジェパディ」に出演するケン・ジェニングス、ワトソン、ブラッド・ラター。写真提供:IBM

IBMは本日、クイズ番組「Jeopardy」で優勝したスーパーコンピューター「Watson」を開発者が利用できるパートナーシップを開設すると発表しました。Watsonがシアトルのケン・ジェニングス氏のようなクイズ番組の優勝者に勝利できたのは、その処理能力だけでなく、自然言語から学習する能力のおかげです。

企業はIBMと提携し、新しいAPIを通じてWatsonの機能を自社アプリケーションに統合することで、その能力を活用できるようになりました。しかし、Watsonの利用は、インスタンスを起動してAPI呼び出しを繰り返すほど簡単ではありません。開発者はまずアクセスを申請する必要があり、承認されるとIBMはアプリケーションのテスト用にWatsonへのサンドボックスアクセスを提供します。

IBMはすでに数社にWatsonの活用方法をテストさせており、その結果は予想通りながらも目覚ましいものとなっています。Fluidは、Watsonの会話機能を活用して消費者におすすめ商品を提供するパーソナルショッピングアプリを開発しました。一方、Welltokは、人間のトレーナーと直接会って指導を受けることなく、ユーザーが個人的な健康目標の達成を支援するパーソナルヘルス&フィットネスコーチングアプリを開発しました。

Watsonの利用にかかる費用については公式発表がありません。Watson APIを使ったアプリ構築のプロセスを示すフローチャートを以下に示します。