Watch

ハッカーがFBI職員2万人の連絡先を公開し米国を困惑させる

ハッカーがFBI職員2万人の連絡先を公開し米国を困惑させる

グレッグ・サンドバル

CNNによると、ハッカーがFBI職員2万人の連絡先情報を抜き出し、月曜日にインターネットで公開した。

FBIシールFBI職員に関するデータの流出は、国土安全保障省職員1万人に関する同様の情報を同じ人物が公開した翌日に起きた。このニュースを最初に報じたのは、オンラインニュースブログ「マザーボード」だった。

ハッカー(あるいはハッカー集団)はTwitterにメッセージを投稿したようだ。「FBIと国土安全保障省の情報は削除された。我々が来たのはそれだけだ」と、@DotGovsというTwitterアカウントを持つ人物が投稿した。「さあ、出発だ。さようなら、皆さん! #FreePalestine」

マザーボードによると、公開された情報はそれほど機密性の高いものではないようだ。情報の大部分は氏名、役職、電話番号、メールアドレスで、一部は非公開だった。FBIの広報担当者はCNNに対し、社会保障番号などの個人情報は漏洩していないようだと語った。

とはいえ、FBIと国土安全保障省のコンピュータシステムが侵入されたという事実は、彼らの技術力に対する信頼を高めることにはあまりならないだろう。マザーボードは、ハッカーらがFBIを監督する司法省職員のメールアカウントに侵入し、データの持ち出しに成功したと報じた。ハッカーはその後、別の職員を騙して司法省のウェブポータルへのアクセスを可能にするトークンを入手した。これが3台のコンピュータへの侵入につながり、最終的には職員情報データベースにも侵入したとされている。

FBIは捜査中だと発表した。