
日本のはやぶさ2ミッションによる小惑星のクローズアップ画像(および動画)をご覧ください
アラン・ボイル著

日本の「はやぶさ2」ミッションに携わった科学者や技術者たちは先週、同ミッションの母船が地球から1億8000万マイル離れた小惑星リュウグウの表面に2台の小型探査機を投下するという歴史的な偉業を成し遂げたが、彼らは現状に満足してはいない。
小惑星の表面を周回した最初の探査機は、その旅の写真を送り続けている。そして、その上空数十マイルを監視している主力の探査機も同様だ。
写真の1枚は、リュウグウの表面を上空から高解像度で撮影したもので、大きな岩塊の鋭い影が際立っています。この画像は、9月21日にローバー投下に向けて探査機本体がリュウグウに接近した際に、探査機本体の望遠光学航法カメラ(ONC-T)によって撮影されました。
「これはリュウグウ表面を撮影した最高解像度の写真です」と科学チームは述べている。はやぶさ2のアーカイブからさらに遠くから撮影された2枚の写真は、この光景の広角的な背景を示している。

探査機はミニローバーからさらに多くの写真を送信しています。ツイートされたハイライト映像を6つご紹介します。まずはローバー1Bのスナップショットから作成した15フレームの動画です。
ローバー1Bがリュウグウ表面の動画撮影に成功しました!動画は2018年9月23日10時34分から11時48分(日本時間)にかけて撮影された15フレームです。小惑星の表面に「立つ」感覚をお楽しみください![6/6] pic.twitter.com/57avmjvdVa
— はやぶさ2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2018年9月27日
まだまだドラマは続きます。はやぶさ2は10月3日にMASCOTと呼ばれる大型ローバーをリュウグウの表面に投下し、その後も表面サンプル採取を行い、来年にはさらに小型ローバーを放出する予定です。すべてが順調に進めば、はやぶさ2は地球へ帰還し、2020年後半に貴重な小惑星の土壌サンプルを投下する予定です。