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Cloudward、ウェブサイトのカスタマイズを容易にするCloud Snippetsを発表

Cloudward、ウェブサイトのカスタマイズを容易にするCloud Snippetsを発表

ブレア・ハンリー・フランク

プレスキットホームv1

ウェブサイトの機能を拡張したい方に、新たな選択肢が本日登場しました。ベイエリアに拠点を置き、シアトルにエンジニアリングオフィスを構えるクラウドサービス企業、Cloudwardが、JavaScriptの小さなスニペットを使ってウェブサイトの機能を拡張できる「Cloud Snippets」製品を発表しました。

ユーザーは、GoogleがAdSenseやアナリティクスツールで使用しているものと同様の仕組みのスニペットを、Cloudwardのオンラインストアから入手できます。Cloudwardは、サービス開始時に30種類以上の無料のファーストパーティスニペットをスニペットマーケットプレイスに提供しますが、サードパーティ開発者が独自のスニペットを作成して販売できるシステムも提供しています。

クラウドワードCTO ダニー・コルケ
クラウドワードCTO ダニー・コルケ

CloudwardのCTO、ダニー・コルケ氏のお気に入りのスニペットの一つは、Googleドキュメントのコンテンツをウェブページに挿入し、テキストがページ内に収まっているように見せることができるものです。これは、ウェブに関わる技術者だけでなく、そうでない人にとっても興味深いツールです。このスニペットを使えば、コンテンツ管理システムを操作したり、ましてやページの生のHTMLを実際に操作したりすることなく、ページのコンテンツを簡単に編集できます。

Cloud Snippets が標準で提供する機能とは異なる機能を必要とするユーザーは、独自のスニペットを作成したり、Cloudward の簡素化された EASE 構文を使用して既存のスニペットをカスタマイズしたりできます。(この言語は、後に Cloud Snippets となるシステムの基盤となりました。)

Cloud Snippetsサービスは、利用量に応じて料金が設定されます。スニペットを含むページの月間ヒット数が1,000未満の方は無料でご利用いただけます。一方、熱心な開発者の方は、最上位の月額プランにご登録いただくことで、必要な数のプロパティで無制限のスニペットを管理できます。

これらの制限は厳しいように聞こえるかもしれないが、Kolke 氏は、サイトの 1 ページで 1 つのドキュメントを公開したり、1 つのフォームを動かしたりしたいだけの小規模企業には適していると述べた。

「これは通常ウェブサイト全体ではないので、これらのヒットは大きな効果をもたらします。なぜなら、それはウェブサイト全体の中の特定のページだけに掲載されるからです」と彼は語った。

現在、Cloud SnippetsはGoogle Cloud Platform上に構築されているため、このシステムはGoogleのスタックと緊密に統合されています。しかし将来的には、Googleのサービスを超えて拡張することを検討しており、自社プラットフォームの開発者と協力してCloud Snippetsの機能を拡張することも検討しています。

「結局のところ、これは誰かのウェブサイトにおけるJavaScriptの実装です」とコルケ氏は述べた。「ですから、JavaScriptを理解できる開発者であれば、私たちがこの技術をさらに発展させていく中で、他のAPIや他の市場への展開についても協力していくことができます。」