
D-Wave Systems、ハイブリッド量子アプリケーション向けクラウドサービス「Leap 2」を発表
D-Wave Systems、ハイブリッド量子アプリケーション向けクラウドサービス「Leap 2」を発表

D-Wave Systemsは、量子クラウドコンピューティングサービス「Leap 2」を発表します。(D-Wave Graphic)
アラン・ボイル著

量子飛躍の次に来るものは何でしょうか?ブリティッシュコロンビア州バーナビーに拠点を置くD-Wave Systemsにとって、それはクラウドベースの量子コンピューティングサービスの最新版である「Leap 2」です。
- Leap 2は、D-Waveの2000Q量子アニーリングコンピュータを基盤とするLeapサービスの18ヶ月にわたる経験に基づいています。アップグレードされたこのサービスには、量子と従来のクラウドリソースを組み合わせて最大10,000個の変数を持つ複雑な問題に対応できるハイブリッドソルバーと、開発者が視覚的なツールを使用して問題を量子処理ユニットにマッピングできる問題インスペクターが搭載されています。
- 拡張された量子アプリケーション環境と、量子ハイブリッドPython開発用に構築済み・構成済みのOcean SDKを備えた統合開発環境が用意されています。Leap 2は、今年後半にリリース予定のD-Waveの次世代5,000量子ビットAdvantageコンピューティングシステムとも連携するように設計されています。
- 量子クラウドのアップグレードは、MicrosoftのAzure QuantumサービスやAmazon Web ServicesのAmazon Braketプラットフォーム(D-Waveがパートナー)といった類似サービスに追いつくことを目指しています。D-Waveは、木曜日の午前10時(太平洋標準時)に予定されている「先行プレビュー」ウェビナーで、Leap 2の新機能についてより深く掘り下げて解説する予定です。