
バンクーバー市弁護士:Uberは「タクシー」であり、当市では違法
テイラー・ソパー著
UberXはワシントン州バンクーバーでは違法だが、この交通スタートアップは当分の間バンクーバーから撤退する予定はないようだ。
今朝 BikePortland.org が報じたように、バンクーバー市の副検事ブレント・ボガー氏は先月末、市が定めたタクシー規制に Uber が従わなかったことを基本的に非難するメモを書いた。
一般の人々が自分の車で街中を乗客を運ぶことを可能にするUberXは、「ビジネスモデルに大幅な変更を加えない限り」バンクーバーの法律を遵守していないとボガー氏は述べている。先月バンクーバーでUberXサービスを開始したUberは、合法的に事業を行うには、特定の許可を申請し、市の承認を得る必要がある。
しかし、ボガー氏はメモの終盤で、「市の職員数が限られている状況では、市のタクシー法を包括的に施行することは現実的に不可能だ」と指摘している。市議会がUberXなどの多国籍企業(TNC)の営業を認める道を探るのであれば、ボガー氏は2つの解決策を提示している。タクシー業界の規制緩和、あるいはシアトル市のような条例を制定し、多国籍企業(TNC)に新たな規制を設けることだ。
Uber は心配していないようだ。

「規制モデルはイノベーションのペースに追いついていません」とUberの広報担当者はBikePortlandに語った。「ワシントン州全域の当局者と協力し、この新興産業に対応する州全体の解決策を模索していくことを楽しみにしています。」
これは誰にとっても驚くべきことではありません。Uberは長年にわたり、世界中の都市で違法営業を行ってきました。シアトルでも、市議会が6月に新たな規制を承認するまで違法営業を続けていました。
しかし、Uberはバンクーバーからコロンビア川を渡ってすぐのポートランドへの進出に異例なほど慎重だ。1月に報じたように、Uberはポートランドの議員に対し規制変更を働きかけているが、まだ成功していない。
いずれにせよ、UberはポートランドのCraigslist求人掲示板に300件以上の求人情報を掲載し、先月バンクーバーでも事業を開始しました。さらに、UberXは先月セーラムとユージーンでも利用可能になりました。
ポートランドがUberやLyftのような企業に門戸を開くかどうか、またいつ開くかは興味深い。特に、この都市が「シェアリングエコノミー」分野の別のスタートアップであるAirbnbに対して非常に好意的だったことを考えるとなおさらだ。
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