
ヴァージン・アメリカの株主がアラスカ航空との合併を承認、取引完了に近づく
ヴァージン・アメリカの株主がアラスカ航空との合併を承認、取引完了に近づく

ヴァージン・アメリカとアラスカ航空グループが合併に向けて準備を進めている。(写真提供:アラスカ航空)
アラン・ボイル著

カリフォルニアに本社を置くヴァージン・アメリカは本日、株主が同社とシアトルに本社を置くアラスカ航空グループとの合併を承認し、今年後半に発効する26億ドルの取引の主要な条件の1つをクリアしたと発表した。
4月の合併合意の条件によれば、ヴァージン・アメリカの投資家は1株当たり57ドルを受け取ることになるが、これは取引が発表される直前の株価に対してほぼ50%のプレミアムを支払うことになる。
アラスカ航空の親会社であるアラスカ航空グループは、ジェットブルーとの熾烈な入札合戦の末、合併を勝ち取りました。この合併により、アラスカ航空はカリフォルニア州、特にニューヨークとワシントンD.C.への旅客数の多い路線において、より強固な基盤を築くことになります。アラスカ航空のブラッド・ティルデンCEOは、合併後もヴァージン・アメリカをアラスカ航空とは異なるブランドとして維持する可能性があると述べています。
ヴァージン・ブランドは英国の億万長者リチャード・ブランソンのヴァージン・グループからライセンスを取得する必要があり、その費用は数百万ドルに達する可能性がある。
合併に向けた最大のハードルは、米国司法省の承認だ。同省は、この合併が独占禁止法に違反するかどうかを判断しなければならない。合併後の航空会社は、アメリカン航空、デルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空に次ぐ、米国航空会社ランキングで第5位となる。
ヴァージン・アメリカは本日の発表で、両航空会社は今年第4四半期に規制当局の承認を得て取引を完了する予定であると述べた。