
ケイデンス・バイオメディカル、障害者の歩行能力回復を支援するため120万ドルを調達
テイラー・ソパー著
Kickstart医療機器のメーカーであるCadence Biomedicalは本日、120万ドルのシリーズB資金調達ラウンドを発表した。
シアトルに本社を置く創業7年の同社は、この資金を使い、脳卒中やその他の神経疾患を患う人々の歩行回復を早める装置の開発を継続する予定だ。
Kickstartは、モーターやバッテリーを一切使用せず、滑車とバネのシステムを利用して歩行開始時のエネルギーを捕捉するという点で独特です。コア技術は「エキソテンドン」と呼ばれ、人工腱のように機能し、ユーザーの安定性、脚の前進、そして正しい歩行のためのヒントを提供します。
「日々、臨床パートナーから患者さんの自立度が新たなレベルに到達したという成功事例を耳にしています」と、11月に同社に入社したケイデンスのCEO、バリー・ヒックス氏は声明で述べています。「慢性脳卒中を患った患者さんは、停滞期を脱し、リハビリ施設の患者さんは、通常では不可能だったほど早く回復しています。今回の資金調達により、私たちは事業範囲を拡大し、より多くの患者さんが歩行能力を回復できるよう支援するとともに、医療エコシステム全体における脳卒中の経済的負担軽減に貢献していきます。」
ケイデンスは、COOのブライアン・グレイスター氏によって設立されました。彼は2007年にEmpowering Engineering Technologiesという社名で会社を設立し、昨年11月までCEOを務めていました。ワシントン大学のビジネスプランコンテストでこのコンセプトを初めて提案したグレイスター氏は、ワシントン大学CoMotionの元テクノロジー商業化フェローです。
この資金調達はHealthTech Capitalが主導し、BioPacific Investments、Frontier Angel Fund、そして個人投資家も参加しました。Cadenceは調達した資金を、販売、マーケティング、そして保険償還の取り組みの拡大に活用します。
ケイデンスは2013年に国防総省から100万ドルの助成金を獲得し、2012年にはさらに110万ドルの資金を獲得した。