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勝てないなら仲間になろう:コールズが一部店舗にアマゾンショールームをオープン

勝てないなら仲間になろう:コールズが一部店舗にアマゾンショールームをオープン

モニカ・ニッケルズバーグ

アマゾンのデバイスがシアトルの旗艦書店に展示されている。(GeekWire Photo)

他の百貨店と同様に、コールズはオンライン小売業者、特にAmazonとの競争に苦戦しています。売上減少に直面し、コールズは数百店舗で在庫を削減しています。そして今、典型的な「敵を寄せ付けない」戦略として、10店舗で空いたスペースをAmazonに譲ることを決定しました。

10月から、ロサンゼルスとシカゴ地域の一部のコールズ店舗に、Echo、Echo Dot、Fire TV、FireタブレットなどのAmazonデバイスを展示する1,000平方フィートのゾーン「Amazonスマートホームエクスペリエンス」が設置される。

この提携は双方にとって有益なものとなり、百貨店への顧客誘致とアマゾンの実店舗展開の拡大につながる可能性がある。シアトルを拠点とするこのeコマース大手は、実店舗への投資を明確に進めており、全米各地で書店を展開し、持ち帰り食料品や革新的なコンビニエンスストアのコンセプトを実験し、高級食料品店チェーンのホールフーズ・マーケットを買収している。

「コールズ店舗内で、お客様がアレクサ対応のアマゾンデバイスのラインアップを試用し、アマゾンの専門家からスマートホームサービスについて学び、それらの商品をアマゾンから直接購入できる、ユニークで新しい方法を提供できることを嬉しく思います」とアマゾンデバイスのセールス&マーケティング担当副社長のデイブ・ジマー氏は声明で述べた。

実店舗型小売業者として他社よりも好調な業績を上げているホーム・デポも、テクノロジー大手と提携する。ブルームバーグ・テクノロジーによると、ホームセンターのホーム・デポは、Google HomeスマートスピーカーとGoogle Expressのウェブサイトを通じて商品情報を提供する予定だ。また、Googleとウォルマートもeコマース分野で提携している。

実店舗小売業者との提携は、消費者がモノのインターネットを受け入れるにつれて、スマートホームの覇権をめぐるアマゾンとグーグルの競争が激化していることを反映している。