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マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏の著書『Hit Refresh』が2017年に出版予定

マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏の著書『Hit Refresh』が2017年に出版予定

トッド・ビショップ

マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏。(GeekWireファイル写真)
マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏。(GeekWireファイル写真)

マイクロソフトのCEOが本を執筆するのは前例のないことではありません。『The Road Ahead』を覚えていますか? そして今、マイクロソフトのCEO、サティア・ナデラがビル・ゲイツの足跡を辿り、『Hit Refresh』という自身の著書を執筆中です。2017年秋にハーパー・ビジネス社から出版予定です。

「『ヒットリフレッシュ』は3つのストーリーラインに沿っています。ナデラ氏の個人的な変革の旅、彼の有名なテクノロジー企業内で現在起こっている変化、そしてインテリジェントマシンが社会全体でより身近に、より遍在するようになるにつれて私たち全員の生活に起こる変化です」と出版社はニュースリリースで述べている。

本書の中で、ナデラ氏は「人々、組織、そして社会が、新たなエネルギー、新たなアイデア、関連性、そして革新を絶えず探求する中で、どのように変革し、そして刷新しなければならないかを探求している」とハーパー・ビジネス誌は述べている。「ナデラ氏は、テクノロジーの奔流がかつてないほどの混乱を引き起こす世界において、共感といった人間特有の資質がより価値を持つようになると述べている。」

ナデラ氏はリリースの中で、「最終的には、マイクロソフトのチームメンバー、顧客、パートナーに向けて、これらの変革ストーリーが彼ら自身の道を進む上で役立つことを願って書いています」と述べています。

ナデラ氏がマイクロソフトのCEOに就任してから2年以上、そして同社史上最大の買収となる262億ドルでのLinkedIn買収を発表してから数週間後に、この書籍の出版契約が締結された。ナデラ氏は、コンピューター、人工知能、そして人間性に関する哲学的な見解を頻繁に発信しており、今週Slate誌に寄稿したエッセイもその一例だ。

水曜日に開催されたアスペン・アイデア・フェスティバルで、著者のウォルター・アイザックソン氏(下の動画)と共に本書について語ったナデラ氏は、「企業の現職CEOが、非常にカタルシス的な変革を経験している過程を瞑想的に綴ったものになるだろう。今は多くの変化が起きている時代だ。私たち自身の変化、業界の変化、そして社会の変化だ」と述べた。

彼は「自分が経験していることをそのまま書きたい。…それはまさに、変化の過程にある人間の試練と苦難であり、それが最も難しいことだ」と語った。