
ウォルマートがアマゾンに挑戦、20万点以上の商品を翌日配送
ナット・レヴィ著

アマゾンは、プライム会員の主要サービスである配送時間を2日から1日に短縮する計画を発表し、小売業界に警鐘を鳴らした。3週間後、ウォルマートがこれに反応した。
ウォルマートは月曜日、22万点以上の人気商品を35ドル以上の最低注文金額で翌日配送する新たな取り組み「NextDay」を発表しました。ウォルマートはまずラスベガスとフェニックスでこのプログラムを開始し、次に南カリフォルニアに拡大する予定です。ウォルマートは今後数ヶ月かけて段階的にプログラムを展開し、今年中に米国人口の約75%、つまり米国の主要50都市のうち40都市をカバーする予定です。
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2016年のJet.com買収を通じてウォルマートのeコマース部門責任者に就任したマーク・ロア氏は、ブログ投稿で、ウォルマートはこの計画にしばらく前から取り組んできたと述べている。このタイミングは興味深い。というのも、アマゾンが第2四半期だけで8億ドルを投じて、プライムの迅速配送プログラムで翌日配送を標準とすると発表したわずか3週間後のことだ。
ロア氏は、ウォルマートがこの大胆な配送計画を実現できたのは、全米に広がる倉庫ネットワークのおかげだと述べている。ウォルマートは購入履歴の追跡に時間を費やし、適切な商品を適切な倉庫に保管することで、注文を効率的に配送してきた。ロア氏は、これらの要因により、より迅速な配送への移行が配送コストの大幅な増加につながることはないと主張している。
「皆さんが想像するよりも、翌日配送にかかるコストは少なくなります。増えることはありません」とローレ氏は書いている。「対象商品は、お客様に最も近い単一のフルフィルメントセンターから発送されるからです。つまり、ご注文は1つの箱、あるいは可能な限り少ない箱で発送され、安価な陸送でより短い距離で配送されます。これは、複数の場所から複数の箱で届くオンライン注文とは対照的です。オンライン注文は、かなりのコストがかかる場合があります。」
ローレ氏は、ウォルマートの2日配送と1日配達の食料品配達プログラムの開発がNextDayの開発の鍵であると指摘した。ウォルマートは年末までに3,100店舗で食料品ピックアップサービス、1,600店舗で食料品の即日配達サービスを提供する予定で、それぞれ米国人口の約80%と50%をカバーすることになる。