
アマゾンは、新アプリアイコンのデザインにヒトラーの口ひげを思わせる意見が出たため、段ボール箱のテープを微調整した。
カート・シュロッサー著

アマゾンは今年初め、長年使われてきたショッピングカートアプリのアイコンを青いテープで貼られた段ボール箱に変更したが、今度は新デザインを見直してさらに少し調整し、アドルフ・ヒトラーの雰囲気をあまり感じさせないようにした。
新しいアイコンは、アマゾンのスマイルロゴの上にあるテープの見た目を変えた。このテープはドイツの独裁者の口ひげにちょっと似すぎていると思う人もいたが、ギザギザの端から折り畳まれたような見た目に変わった。

The Vergeは、デザイン変更は「顧客からのフィードバック」を受けて、新しいアイコンが世界中で展開される前に行われたと報じています。Amazonの広報担当者は同ウェブサイトに対し、「当社は常にお客様に喜んでいただける新しい方法を模索しています。新しいアイコンは、お客様がスマートフォンでショッピングを始める際に、玄関先に届いた当社の商品を見た時と同じように、期待感、興奮、そして喜びを掻き立てるようにデザインしました」と述べています。
アイコンのデザインやその調整は扱いが難しい問題です。おそらく、ユーザーはスマートフォンやタブレットでアイコンを一日中探したり、アイコンにカーソルを合わせたりしているため、大小さまざまな変更によって、そうした操作のスピードや慣れが損なわれる可能性があるからです。
Instagramが2016年にアイコンを愛らしいブラウニー風のカメラから現在のシンプルな箱型カメラに変更した際、ユーザーは他のアイコンの海の中でアプリを見つけられないと嘆きました。それから5年経った今、あの忌まわしい新しいアイコンでも、Instagramは月間アクティブユーザー数約10億人を誇っています。
「親指はインスタグラムのボタンに、指はアマゾンでクリックして注文することに繋がっています」と、デザインオフィス「オーダー」のパートナー、ジェシー・リード氏は火曜日にワシントン・ポスト紙に語った。「ブランドと消費者は密接に結びついており、今ではブランドに感情的な愛着を抱いています。ブランドが変わると、まるで人生の一部が変わるかのようです。」
両親はほぼ毎日Amazonを使っています。これから数日間は行方不明になりそうです。Amazonはどこ行った?と聞かれたら、ヒトラーの段ボールを探してと答えます… https://t.co/u1YcJUBNSN
— スムッチングス(@Smutchings)2021年1月26日