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チャネル・インテリジェンスの買収により、Googleはeコマース分野でFacebookに対して優位に立つ

チャネル・インテリジェンスの買収により、Googleはeコマース分野でFacebookに対して優位に立つ

アンジェル・ジャンバゾフ

Facebookは消費者の好みは把握しているかもしれませんが、消費者がどのように買い物をするのかはまだ理解していません。Googleは既に理解しており、Googleショッピングの成長のために、ユビキタスな分析プラットフォームの力を最大限に活用するための新しいツールを導入し、その理解を着実に深めています。

この取り組みの一環として、Googleは昨年夏にGoogle Trusted Storesを立ち上げ、プログラムに参加した企業に売上増加と平均注文額の増加を約束しました。その見返りとして、Googleは参加企業の配送状況や顧客サービスに関するデータを把握できます。一部の販売業者はコンバージョン率が最大6%向上したと報告しており、これは容易なトレードオフと言えるでしょう。この約束をさらに推進するため、Googleは商品検索結果とGoogle Affiliate NetworkでTrusted Storesを強調表示しています。

Googleは本日、Channel Intelligenceを1億2500万ドルで買収し、eコマース事業の拡大を目指します。850社の顧客を擁するChannel Intelligenceは、長年にわたり商品フィードの最適化におけるリーディングカンパニーです。TargetやBest Buyといった小売業者にとって、NexTag、Bizrate、Shopping.comといったCSEプラットフォームでの競争において、こうした最適化は不可欠です。価格更新や入札額の調整は、利益を生むか損失を生むかの分かれ目となるからです。

商品フィードの最適化以外にも、Channel IntelligenceにはGoogleが確実に活用するであろう便利なツールがいくつか用意されています。例えば、「Where-To-Buy」は、あらゆるデジタルアセットに埋め込み可能なウィジェットで、クリエイティブ内で紹介されている商品の購入場所を消費者に示します。

興味深いことに、Channel IntelligenceはFacebookとAmazon内の商品フィードを最適化するサービスも提供しています。これは、今回の買収がGoogleにとって理にかなっている多くの理由の一つに過ぎません。  競合他社に対して不当なデータ優位性を持つことは言うまでもありません。 

Trusted Stores の立ち上げと Channel Intelligence の買収は、どちらも Google が自社のショッピング プラットフォームを検索と同じくらい優位にするための取り組みの第一歩です。

Angel DjambazovはGeekWireの寄稿者です。彼はReveNewsの元編集長であり、Custom Tailored Marketingのオーナーでもあります。