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Googleは音声コマンドのスタートアップであるApi.aiを買収し、自然言語インターフェースの構築を支援する。

Googleは音声コマンドのスタートアップであるApi.aiを買収し、自然言語インターフェースの構築を支援する。

ダン・リッチマン

(写真はShutterstockより)
(写真はShutterstockより)

Googleは、カリフォルニア州サニーベールに拠点を置くスタートアップ企業Api.aiを買収した。同社は、開発者がユーザーインターフェースに音声コマンド機能を統合するのを支援する。買収の金銭的条件は明らかにされていない。

「Api.aiは、業界をリードする会話型ユーザーインターフェース・プラットフォームの一つを提供しており、Googleが開発者による優れた自然言語インターフェースの構築を継続できるよう支援してくれるでしょう」と、Googleのエンジニアリング担当副社長、スコット・ハフマン氏は本日のブログ投稿で述べた。今回の買収は、Googleが長年にわたり「自然言語インターフェースを実現するコア機械学習技術」に投資してきた成果の継続であるとハフマン氏は述べた。

Googleは既に自然言語処理ツールを保有しており、その中には5月に発表されたGoogleアシスタントも含まれる。これはAmazonのAlexaやMicrosoftのSiriに対抗する製品だ。Googleアシスタントは、AndroidとiOSで既に利用可能な音声コマンド機能「Google Now」のアップグレード版になるのではないかとの憶測もある。Api.aiの技術がGoogleの製品ラインにどのように組み込まれるかについては、近日中に詳細が発表されるとハフマン氏は述べた。

ハフマン氏によると、6万人以上の開発者がApi.aiの製品を活用し、Facebook Messenger、Kik、Facebook向けの会話型エクスペリエンスを構築しているという。Api.aiは、同社が実現を支援した音声サービスは2,000万人のユーザーが利用していると主張している。

CrunchBaseによると、Api.aiは2010年10月に設立され、4回の投資ラウンドで860万ドルを調達しています。CEOのイリヤ・ゲルフェンバイン氏を筆頭に、8人の経営陣が率いています。投資家には、インテル・キャピタル、モトローラ・ソリューションズ、アルパイン、SAICモーターなどが名を連ねています。