
マイクロソフトがWindows向けに新しいKinectインタラクションと3Dモデリングをリリース
トッド・ビショップ著

Microsoftは本日午前、Kinect for Windowsソフトウェア開発キットの新バージョンをリリースしました。このキットには、3Dモデリングや新しいユーザーインタラクション機能などが追加されています。これらの新機能は、Kinectセンサーを操作や入力に利用するWindowsアプリを開発する際にソフトウェア開発者が活用できるものです。
これらの新機能は、Microsoft Researchによって開発されました。「Kinect Fusion」は、室内の物体や人物の3Dモデルをリアルタイムで素早く作成する機能を提供します。Microsoftはブログ記事で、この機能により「従来のハイエンド3Dスキャナーに比べて大幅に低価格で、高精度の3Dレンダリングを作成」できるようになると述べています。
この種の技術の長期的な可能性ははるかに大きい。例えば、新しく改装されたMicrosoft Envisioning Centerの試作施設では、Kinect Fusionを使って物体の3Dモデルを作成し、3Dプリンターでそのレプリカを印刷するデモが行われている。
同社はまた、Kinect for Windows SDKのアップデートの一環として、Kinect Interactionsをリリースしました。この機能により、センサーは人の手が開いているか閉じているかを認識できるようになり、空中での「マウスクリック」で画面上のコンテンツを選択するといった機能が可能になります。これは、マイクロソフトが機械学習を用いてKinectのネイティブ機能を超えて改良している一例です。
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