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Skypeがいかにして新作『猿の惑星』を救ったか

Skypeがいかにして新作『猿の惑星』を救ったか

ブレア・ハンリー・フランク

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『猿の惑星:新世紀』のマット・リーヴス監督は問題を抱えていた。1億5000万ドルを投じた映画の最後のショットがうまくいかず、すぐに新しいショットが必要だったのだ。

映画に登場するすべての猿のアニメーションを手がけたWETAワークショップのチームは、映画でシーザーを演じるアンディ・サーキスに新たなモーションキャプチャーの演技が必要だと告げた。そこでリーブスは、スカイプでサーキスに電話をかけることにしたと、Slashfilmが報じている。

「それで、アンディがロンドンにいる時に、(彼のパフォーマンスキャプチャスタジオ)イマジナリウムにいるシーンを撮影したんです」とリーブスは言った。「スカイプで繋いで、大きなプラズマを見ながら、階段を降りてくる最後のシーンで何が起こっているのかを彼に説明しました。基本的にスカイプでやったんです」

そうです。「ドーン」の最後のショットは、ロンドンでサーキスによって作成されました。彼は、マイクロソフト所有の Skype サービスのビデオ接続を通じて演技を見ていた何千マイルも離れた男性の指示の下で演技していました。

もちろん、物語の結末はわかっている。リーブスがビデオをウェタに送り、ウェタがそのシーンの新しいバージョンを作り上げて映画を完成させたのだ。

リーブスがこのように演出したシーンはこれだけではない。サーキスはロンドンのスタジオで作業しながら、ローマのホテルに滞在していたジェイソン・クラークと対面することができた。また別のシーンでは、クラークとケリー・ラッセルがマンハッタン・ビーチで演技をし、スカイプで繋がっていたサーキスと対面するシーンもあった。

リーブス監督は、スカイプで映画のシーンを撮影するのはこれが初めてかどうかは確信していないものの、似たようなことをするのは初めてだ。しかし、CGIやモーションキャプチャーを使った映画が増えるにつれ、インターネットを使った監督という手法が今後の方向性として有力視されている。