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クリアワイヤー、スプリントから8000万ドルを調達、ディッシュとの交渉継続

クリアワイヤー、スプリントから8000万ドルを調達、ディッシュとの交渉継続

ジョン・クック

クリアワイヤは買収提案を検討し続ける中で、スプリントから8000万ドルの投資を受けることを選択したが、この動きは衛星テレビプロバイダーのディッシュネットワークの買収を妨げる可能性がある。

スプリントとディッシュの両社は、保有する周波数帯域で最も羨望の的となっているベルビューの無線ブロードバンド事業者、クリアワイヤの買収を検討している。

ディッシュは、クリアワイヤがスプリントから総額約8億ドルの融資パッケージを獲得した場合、買収提案を撤回すると表明している。クリアワイヤは今年初め、2つの提案を比較検討した結果、スプリントからの融資を断念することを決定した。

クリアワイヤCEO、エリック・プルシュ

しかしクリアワイヤーは、買収提案を調査するために設置された特別委員会は「そのような協議を継続するつもりだ」と述べた。

「特別委員会は、クリアワイヤのスプリント以外のクラスA株主にとって最善の利益となると考える行動方針を追求する」とクリアワイヤは記した。

それにもかかわらず、ウォール・ストリート・ジャーナルは、スプリントからの投資はスプリントによる買収提案を「さらに複雑にする」と報じている。

ディッシュはクリアワイヤの株式を1株当たり3.30ドルで買収することを提案しているが、スプリントは同社がまだ保有していない同社の株式に対して1株当たり2.97ドルを提示している。

クリアワイヤはまた、現時点ではスプリントと加速ネットワーク構築計画を締結する予定はないと述べた。

一部の投資家は、スプリントの提示額が低すぎると主張している。クリアワイヤの株式8%を保有するクレスト・ファイナンシャルが委託した調査によると、スプリントの提示額はクリアワイヤの周波数帯域を2~3分の1ほど過小評価しているとのことだ。

クリアワイヤの2012年の加入者数は960万人で、前年比8%減となった。同社の株価は本日、1%以上下落し、3.16ドルで取引された。