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アップル、ロボットハンドのパイオニアである元ワシントン大学教授でNest幹部のヨッキー・マツオカ氏を雇用

アップル、ロボットハンドのパイオニアである元ワシントン大学教授でNest幹部のヨッキー・マツオカ氏を雇用

ジェームズ・リズリー

ヨッキー・マツオカ
ヨッキー・マツオカ

ロボット工学のパイオニア、ヨッキー・マツオカ氏がAppleに加わる。Google Xの共同創業者であり、ロボットハンドのパイオニアでもあるマツオカ氏は、ワシントン大学出身で、クパチーノを拠点とするテクノロジー大手Appleに加わる。

このニュースはフォーチュン誌が報じたもので、松岡氏は同社でHealthKitやResearchKitといった健康関連プロジェクトを統括するジェフ・ウィリアムズ氏に報告することになるという。ロボットハンドの研究に加え、松岡氏は脳卒中患者の手足の運動機能回復支援への貢献により、マッカーサー財団から天才助成金を受賞している。

しかし、マツオカ氏のキャリアは医療分野だけにとどまりません。ワシントン大学とカーネギーメロン大学でロボット工学を教えていましたが、2009年に退職してGoogleに入社しました。Google Xの立ち上げに携わった後、正式にワシントン大学を退職し、Nestに入社しました。そこでは、同社のスマートサーモスタットを支える学習ソフトウェアの開発に携わりました。

彼女は2014年、検索大手GoogleがNestを買収した際に短期間Googleに復帰しましたが、翌年Twitterに転職しました。しかし、健康上の問題でその職に就くことができませんでした。1年間の休職と完全回復を経て、現在Appleに入社しています。

私たちはAppleに松岡氏の役割の詳細について問い合わせており、返答があり次第この投稿を更新する予定です。

ウィリアムズ氏は最近の基調講演でAppleのヘルスケアプログラムの威力を披露しており、松岡氏は障害者を支援し、ユーザーから学習するソフトウェアの開発に携わってきた経験が、将来の製品開発に活かされる可能性がある。しかし、彼女の多才な才能は、Appleにとって全く新しい何かを開発している可能性も示唆している。