
位置情報共有スタートアップのGlympseは、初の公開SDKでリーチを拡大しようとしている。
トッド・ビショップ著
シアトルのスタートアップ企業Glympseは、時間ベースの位置情報共有技術で注目を集めています。この技術により、ユーザーは地図上で自分の位置をリアルタイムで、限られた時間だけ他の人と共有できます。同社はBMW、Fordなど多くのパートナー企業と協力し、この技術を自社製品に組み込む取り組みを進めています。そして本日、Glympseはさらなる展開に向けて動き出しました。
Glympseは、Android、iPhone、ウェブアプリの開発者が同社の位置情報共有技術を自社アプリに組み込むためのソフトウェア開発キットである、初のパブリックSDKをリリースした。同社によると、BlackberryとWindows Phone向けのSDKも開発中とのことだ。
GlympseのCEO兼共同創業者であるブライアン・トラッセル氏は、ニュースリリースの中で、既存のパートナー企業からの反応と外部開発者からの関心に基づき、Glympseはこの技術をより広く活用できるようリリースする意欲が湧いたと述べています。Glympseは、健康・フィットネス、イベント企画、旅行、配送、物流といった分野に特化したアプリとの連携の可能性を例に挙げています。
Glympse APIは、月間アクティブユーザー数が30万人未満のアプリやサービスには無料でご利用いただけます。また、より多くのトラフィックを持つサービスやアプリ向けには、商用SDKもご用意しています。
フェイスブックがナビゲーションサービス「Waze」の買収交渉中との報道を受け、このところ位置情報・地図技術や新興企業への業界の注目が高まっている。