
アマゾンがインドの決済スタートアップEmvantageを買収へ
テイラー・ソパー著

アマゾンは火曜日、インドに拠点を置くオンライン決済スタートアップ企業Emvantageの買収に合意したと発表した。買収条件は明らかにされていないが、取引は今四半期中に完了する見込みだ。
Emvantageはオンライン決済プラットフォームプロバイダーであり、クレジットカード、デビットカード、モバイル決済ツール、プリペイドウォレットによるオンライン取引の処理を顧客が支援しています。今回の買収は、急成長を続けるインドのeコマース市場への投資を継続するAmazonにとって大きなメリットとなるでしょう。
「私たちはインドのお客様に便利で信頼できるショッピング体験を提供することに全力を注いでいます」と、Amazon Payments Indiaのディレクターであるスリニヴァス・ラオ氏は声明で述べています。「Emvantageは、当社の決済サービスを加速させ、お客様がどこでショッピングをされても最高クラスのオンライン決済体験を保証する上で、貴重な人材としてチームに加わっていただけるでしょう。」
最近のフォーチュン誌の表紙記事では、アマゾンが「インドに進出」し「次の1兆ドル市場を征服する」という決意を表明した。
「同社は、10年以内にインドが米国に次ぐ最大の市場となり、インドの電子商取引市場全体が最終的には巨大になると予測している」とフォーチュンは先月の記事で述べた。
この買収により、Emvantageの従業員はAmazonに入社することになる。FlipkartやSnapdealといったインドに拠点を置くeコマース企業と競合するAmazonは、過去22年間、テクノロジー業界の同業他社と比べると、それほど多くの買収を行っていない。大規模な買収としては、オンライン靴販売のZappos(9億2,800万ドル)、ロボットシステムメーカーのKiva Systems(7億7,500万ドル)、Diapers.comを運営するQuidsi(5億4,500万ドル)、そして最近ではゲームストリーミングサービスのTwitch(9億7,000万ドル)などが挙げられる。