
Netflix CEO:Amazonプライムビデオは「混乱を招く混乱」
トッド・ビショップ著

どうやらジェフ・ベゾスとその仲間たちは、ようやくリード・ヘイスティングスの注目を集めることができたようだ。少なくとも、ヘイスティングスに競争の激しさを感じていることを示すことができたようだ。
ネットフリックスのCEOは以前、オンライン動画市場におけるAmazon.comとの競争を軽視する傾向があり、つい7月にも、AmazonやHuluが視聴時間で「大きな牽引力」を獲得したとは同社ではまだ見ていないと述べていた。
しかし、今朝公開されたウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューでは、ヘイスティングス氏ははるかに厳しい発言をしている。その抜粋を紹介しよう。
米国では、当社のコンテンツ予算はAmazonの約3倍で、コンテンツ数も約3倍です。お客様からいただくのは、Netflixにはもっと多くのコンテンツを求めているということです。3分の2もコンテンツを減らして低価格で提供するという提案は、お客様にとってあまり魅力的ではありません。Amazonにはプライム会員サービスがあり、これは配送コストの削減が目的ですが、なぜそこにビデオが含まれているのでしょうか?少し混乱を招きます。
動画配信は私たちの唯一の事業なので、動画配信におけるユーザー体験をより良くすることができます。表示されるコンテンツを選択するアルゴリズムは、AmazonやHuluよりもはるかに優れています。彼らは優秀なチームを抱えていますが、他にも多くのことを行っています。私たちは動画配信という一つの分野に注力しています。
ヘイスティングス氏のコメントは、アマゾンがこれまでネットフリックス独占だった数千本の映画についてバイアコム傘下のプレミアムケーブルチャンネル「エピックス」と契約を結んでから数週間後に出された。
Amazon は、12 万本以上の映画と TV エピソードをレンタルおよび購入できるオンライン「インスタント ビデオ」カタログを提供しており、その一部 (最新の集計では 25,000 本以上の映画と TV エピソード) は、無料配送と Kindle 本のレンタルも含まれる年間 79 ドルの Amazon プライム サブスクリプション サービスに加入している人には追加料金なしで提供されています。
CNet Newsは、ヘイスティングス氏のアマゾンに関するコメントの中で最も厳しい部分はWSJの記事の印刷版には掲載されていないと指摘している。