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マイクロソフト:iPad向けのAppleの無料iWorkはSurfaceのOfficeに追いつこうとする「試み」

マイクロソフト:iPad向けのAppleの無料iWorkはSurfaceのOfficeに追いつこうとする「試み」

トッド・ビショップ

サーフェスオフィスAppleが新型iPadにiWorkスイートを無償提供するという決定に対し、Microsoftの広報担当責任者であるフランク・ショー氏は激しい反発を示している。新しいブログ記事で、フランク・ショー氏はこの動きがMicrosoftにとって競争上の脅威となるという見方に反論し、生産性向上スイートのゴールドスタンダードであるMicrosoft Officeが、iPadのライバルであるSurface RTとその後継機種Surface 2に既に無料で提供されていることを指摘した。

「iWorkはこれまであまり普及しておらず、価格も後付けのような設定だったため、今回の動きはそれほど驚くべきものではなく、大きな意味も持ちません」とショー氏は記している。「そして、精密な入力機能や、真の並列マルチタスクを可能にするデスクトップがないデバイスでは、仕事をこなすのがはるかに難しいという事実は変わりません。」

同氏は、「だから、Apple が苦戦している軽量の生産性向上アプリの価格を下げたのを見ても、我々への警告ではなく、追いつこうとする試みだと私は見ている」と結論付けている。

Shaw 氏の投稿全文は一読の価値があり、Surface と Office に関する Microsoft の戦略をうまく主張しているが、指摘する価値のある問題点がさらにいくつかある。

まず、MicrosoftはiPhone向けのコアOfficeアプリを年間100ドルのOffice 365サブスクリプションの一部として提供していますが、iPad向けのWord、Excel、PowerPointは今のところリリースされていません。MicrosoftがiPad向けにOfficeを提供開始した暁には、Appleの今回の動きによって、Microsoftが年間サブスクリプション料金を正当化することがより困難になるでしょう。不可能ではないものの、より困難になるでしょう。

さらに、昨日のニュースは、iPadでiWorkが無料になるという以上の意味を持つものでした(実際、Appleは既にそのことを発表していました)。より重要なニュースは、AppleがMacでもiWorkとiLifeを無料提供し、MacユーザーがOS X Mavericksに無料でアップグレードできるようにするというものでした。

アップルの価格設定は、まさにこの点でマイクロソフトにとって痛手となる可能性がある。ソフトウェアはハードウェアに付随する単なるコモディティであるという認識をユーザーに植え付ける可能性があるのだ。マイクロソフトは依然として収益の大部分をソフトウェアで稼いでいることを考えると、そうした方向への動きはレドモンドに本社を置く同社にとって好ましいものではない。

ちなみに、マイクロソフトの業績が次に明らかになるのは、同社が第 1 四半期の業績を発表する木曜日の午後になる。