
シアトルのシネラマをめぐる不確実性が渦巻く中、Netflixがハリウッドの歴史ある映画館を買収
カート・シュロッサー著

シアトルでは、愛されているシネラマ映画館の将来がどうなるのか見守っているが、ロサンゼルスでの興味深い展開は、アマゾンがいつかそのような施設を所有したいと考えているかもしれないという説に信憑性を与えている。
バラエティ誌が金曜日に報じたところによると、ネットフリックスはハリウッドの歴史的なエジプシャン・シアターを買収する契約を締結した。同紙は価格を明らかにしていないが、この契約は1年以上前から準備されていたとしている。
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ストリーミング大手によるこの買収は、ハリウッド映画界における主要プレーヤーでありたいという同社の意欲をさらに強固なものにする。また、Variety誌の報道によると、この買収によりNetflixは、他のスタジオが遵守している独占期間をNetflixが遵守しないという理由で、Netflixの映画を上映することに消極的だったAMCやリーガルといった大手映画館チェーンを迂回する道筋を得ることになる。
非営利団体のアメリカン・シネマテークは、引き続き週末にエジプシャンで週末コンテンツのキュレーションと上映を行うが、ネットフリックスは自社コンテンツを上映し、平日には特別イベントや上映、プレミア上映のためにこの施設を使用する予定だとバラエティ誌は報じている。
今週、故ポール・アレンのバルカン社が所有するシネラマが、COVID-19の影響で改修工事が中止となり無期限閉鎖されるというニュースが流れたとき、物理的な映画館の確保はまさにアマゾンが興味を持つであろう状況だと私たちは想像した。
アマゾンは既に、自社スタジオで制作したコンテンツでハリウッドやNetflixと様々な映画・テレビ賞の授賞式で競争したいという意欲を示している。もしかしたら、実店舗での映画上映もそれほど突飛な話ではないかもしれない。