
シアトルのスタートアップ企業WiBoticが、ロボットやドローンなどを充電する無線システムでFCCの承認を取得
シアトルのスタートアップ企業WiBoticが、ロボットやドローンなどを充電する無線システムでFCCの承認を取得

WiBotic システムによってワイヤレス充電されるロボット。(WiBotic の写真)

ドローンが充電システムに着陸します。(WiBotic Photo)
カート・シュロッサー著

ドローンやロボットなどのバッテリーに高出力の送信機と受信機を使って電力を供給するワイヤレス充電システムを製造するシアトル拠点のWiBotic社は、連邦通信委員会からこの装置の認可を受けた。
こうしたシステムはFCCの承認を得て初めて、大型バッテリーを搭載したデバイスに最大300ワットのワイヤレス電力を供給する。
「FCCの承認は、当社チームだけでなく、お客様と業界全体にとっても大きな成果です」と、WiBoticのCEO、ベン・ウォーターズ氏は木曜日のニュースリリースで述べた。「これまでは、携帯電話や小型電子機器用の低出力充電器、あるいは電気自動車用の超高出力充電器のみが広く使用できることが承認されていました。WiBoticは今、オートメーション業界全体がワイヤレス給電革命のメリットを享受できるソリューションを提供しています。」

WiBotic 社によると、同社のワイヤレス充電は接触ベースのシステムよりも範囲が広く、信頼性も高いため、ロボットやドローンは充電のためにドッキングするのにミリメートル単位のナビゲーション精度は不要になったという。
設立5年のこのスタートアップは、共同創業者のウォーターズ氏とジョシュア・スミス氏によってワシントン大学からスピンアウトした。同社はこれまでに900万ドルを調達しており、そのうち6月には新たに570万ドルを調達した。
編集者注:この記事の以前のバージョンでは、WiBoticの社名に誤りがありました。GeekWireはこの誤りを深くお詫び申し上げます。