
報道:バリューアクト社がマイクロソフト社と取締役就任について協議、CEO後継者計画の欠如に疑問
報道:バリューアクト社がマイクロソフト社と取締役就任について協議、CEO後継者計画の欠如に疑問

2013 年 Microsoft CEO サミットに出席したスティーブ バルマー氏。(Microsoft の写真)
トッド・ビショップ著

ロイター通信が本日午後、匿名の情報源2人の話として報じたところによると、アクティビスト投資会社バリューアクト・キャピタルは、マイクロソフトの取締役就任の希望について同社取締役らと協議し、同社に対し、同社最高経営責任者(CEO)のスティーブ・バルマー氏の後継者計画が明らかに欠如していることなどの問題について圧力をかけたという。
ロイター通信は、この投資会社はここ数カ月、マイクロソフトの「経営執行と戦略に対する懸念を表明する」機関投資家から連絡を受けていると報じている。
マイクロソフトはこの報道についてコメントしていない。この報道は、同社が昨日、業績予想を大幅に下回ったこと、そしてiPadのライバルであるSurface RTタブレットが当初の期待に応えられなかったことを受けて広範囲に値下げを行ったことを受けて、Surface RTの「在庫調整」費用として9億ドルを計上したことを受けてのものだ。
マイクロソフトの株価は本日、11%下落して31.40ドルで取引を終えた。
バリューアクトは今年初め、同社に20億ドルの株式を取得したと発表しており、過去にはマイクロソフトの取締役就任に関心を示していると報じられていた。野村総合研究所のベテランアナリスト、リック・シャーランド氏は今週、バリューアクトが早ければ来月にも出資を検討するとの見方を改めて表明した。
マイクロソフトで最近発表された組織再編では、バルマー氏の明確な後継者は出なかった。バルマー氏は以前、2017年か2018年までは引退しないと示唆していた。