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日本のはやぶさ2チームは、宇宙船がサンプル採取のため小惑星に着陸したと発表した。

日本のはやぶさ2チームは、宇宙船がサンプル採取のため小惑星に着陸したと発表した。

アラン・ボイル

Hayabusa 2 image of asteroid Ryugu
はやぶさ2が小惑星リュウグウに着陸した直後に撮影された画像には、探査機と太陽電池パネルのH字型の影が写っている。暗い斑点は、サンプル採取作業によってかき乱された物質を表している。(JAXA Photo via Twitter)

日本の探査機「はやぶさ2」は本日、宇宙の岩石を爆破してサンプルを採取する作戦中に、地球から2億マイル以上離れた小惑星リュウグウへの着陸に成功した。

幅18フィートのこの宇宙船は、1ヤードの長さのチューブを伸ばして地表に触れ、タンタル製の弾丸を小惑星に撃ち込み、衝突で巻き上げられた岩石や塵の破片を収集するようにプログラムされていた。

ミッション管理チームは一連のツイートで、テレメトリによって弾丸が発射され、宇宙船が小惑星の12.4マイル(20キロ)上空の定位置に戻る途中であることが確認されたと述べた。

「これに基づき、タッチダウンは成功したと判断しました!」と、はやぶさ2チームはツイートした。「今後、詳細な分析を行います。」

サンプル採取直後に探査機が撮影した画像には、はやぶさ2のH字型の影と太陽電池パネルを含む、小惑星表面のクローズアップが写っている。画像中央の暗い模様は、サンプル採取作業中に掻き乱された物質を表しており、カメラレンズには塵の粒が付着しているように見える。

はやぶさ2号は、2010年に小型の小惑星からサンプルを持ち帰った日本の初代はやぶさミッションの後継機である。この最新の宇宙船は今夏リュウグウに到着し、初期の科学的研究のために2台の小型探査車と欧州製の着陸機を投下した。

はやぶさ2ミッションの主な目的は、水や初期太陽系を構成するその他の化学物質が含まれていると考えられる小惑星のサンプルを持ち帰ることです。この探査機は、最大3回のサンプル採取を試みることができるように設計されています。

はやぶさ2は今年後半、リュウグウからの帰還を開始する予定です。リュウグウは、日本の民話に登場する竜の海底宮殿にちなんで名付けられました。探査機は2020年末までにサンプルを投下する予定です。その時になって初めて、科学者たちは採取したサンプルの正確な内容を知ることができるのです。

Hayabusa 2 shadow on Ryugu
はやぶさ2探査機と太陽電池パネルが小惑星リュウグウの表面に落とす影は、サンプル採取の準備期間中に「H」の字型に見えた。(JAXA撮影)

2月22日午前8時30分(太平洋標準時)更新:はやぶさ2が小惑星から後退を開始した直後に撮影されたクローズアップ画像を追加しました。この画像をTwitterに投稿してくださったダニエル・フィッシャー氏、イゴール・スモリック氏、阿部真介氏、そして惑星協会のジェイソン・デイビス氏に感謝申し上げます。