
警告:イーロン・マスクがロサンゼルスでの最初のトンネル掘削テストの目もくらむような映像を投稿
アラン・ボイル著

テスラとスペースXのCEO、イーロン・マスク氏は、ロサンゼルスの地下にトンネルを掘ることに本気であることを改めて示した。ただし、退屈なほど真剣というわけではない。
一連のツイッターとインスタグラムの投稿で、この億万長者の天才は、ボーリング・カンパニーの実験的なトンネル掘削機(登場人物が何かが起こるのを待つが、実際には起こらないという有名なサミュエル・ベケットの小説にちなんで「ゴドー」と名付けられた)の写真を披露した。
あるビデオクリップは、ゴドーのゆっくり回転するカッターヘッドに焦点を当てているが、これはシアトルで最近廃止されたバーサ機を追跡していた人なら誰でも見覚えがあるだろう。
しかし、圧巻なのは、カリフォルニア州ホーソーンにあるSpaceXの全長1マイルのハイパーループ・チューブ・トラックと思われる場所で、プロトタイプのそりがテスト走行する様子を映した動画だ。そりがチューブを疾走する際に点滅するライトにより、この動画には注意喚起のラベルが付けられている。「警告:乗り物酔いや発作を引き起こす可能性があります」とマスク氏は書いている。
自己責任でご覧ください。
https://www.instagram.com/p/BT_itC8h0Cx/
マスク氏が先月バンクーバーで行ったTEDトークで説明したように、このようなそりはロサンゼルスや他の都市の地下を走る高速交通機関の「カースケート」として使える可能性がある。
この構想は、自動車を道路レベルでスケートに乗せ、そこから鉄道トンネル内に降ろすというものです。電動スケートはトンネル内を最高時速125マイル(約200キロ)で走行するため、交通渋滞を回避し、移動時間を現在の数分の1に短縮できる可能性があります。
マスク氏は、ロサンゼルス国際空港からカルバーシティ、サンタモニカ、ウエストウッド、シャーマンオークスまでトンネルを建設する計画だと述べた。「将来建設されるトンネルは、ロサンゼルス都市圏全体をカバーすることになるだろう」と、同氏はインスタグラムの投稿で述べた。
https://www.instagram.com/p/BT_gxWhB1_8/
マスク氏が数マイルに及ぶトンネル建設のゴーサインを得たという兆候はまだなく、バーサ・ウォッチングを観たシアトル市民が実感したように、彼自身も予想以上に困難な仕事に直面するかもしれない。さらに、このシステムがロサンゼルスの交通問題を解決するのか、それとも新たなボトルネックを生み出すだけなのかも議論の余地がある。
マスク氏の最初の目標はそれほど野心的ではない。デイリー・ブリーズ紙の報道によると、スペースX本社からクレンショー通りの反対側にある駐車場までつながる全長500フィートの歩行者用トンネルを掘ることだという。
マスク氏はツイッターのフォロワーに対し、ザ・ボーリング・カンパニーのトンネルは耐震性を備え、掘削速度を少なくとも10倍に引き上げることを目指していると明言した。また、同社が製造するトンネル掘削機はゴドーだけではないと約束した。今後製造される掘削機には、詩や戯曲にちなんで命名される予定だ。例えば、ロバート・フロストの「The Road Less Traveled(邦題:旅立たぬ道)」など。
「3つ目はフロストから。もしかしたら2つ目は」とマスク氏はツイートで冗談を飛ばした。
マスク氏の、それほど退屈ではないThe Boring Companyの最新情報をもう少し見てみよう。
https://www.instagram.com/p/BT_gHStBjm6
https://www.instagram.com/p/BT_iL-aBCzj/