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レッドフィンは初の海外展開に乗り出し、今年後半にカナダに進出予定

レッドフィンは初の海外展開に乗り出し、今年後半にカナダに進出予定

ナット・レヴィ

2018年GeekWireサミットに出席したRedfin CEOグレン・ケルマン氏。(GeekWire Photo / Dan DeLong)

Redfin は今後数か月以内にカナダに進出する予定で、テクノロジーを駆使した不動産仲介業者としては初の海外展開となる。

レッドフィンは、3月までにトロントとバンクーバーでカナダ全土を対象とした不動産検索サイトと仲介サービスを開始する予定です。その後、他の州にも仲介サービスを拡大する予定です。

「私たちの目標は、常にお客様を第一に考えるRedfinのエージェントと共に、カナダの住宅売買をより手頃な価格にすることです」と、RedfinのCEO、グレン・ケルマン氏は声明で述べています。「カナダの皆様には、当社の地元密着型のフルサービス・エージェント、低料金、そしてオンデマンドの物件内覧を気に入っていただけると確信しています。当社のウェブサイトとモバイルアプリには、仲介業者が利用する地元の物件一括検索サービス(MLS)を通じて販売中のすべての物件が表示されます。また、長年消費者には公開されていなかったトロントとバンクーバーの住宅の販売価格もRedfinで表示します。」

レッドフィンはカナダで事業を開始したばかりですが、長年にわたりカナダの不動産売買データを追跡し、その調査に携わってきました。同社は2015年にカナダ競争裁判所に証言し、ウェブサイトによる住宅販売データの公開を初めて認めたことでカナダの不動産業界に変革をもたらしたある訴訟について証言しました。

Redfinのカナダ進出は、同じ街にあるライバル企業Zillowが同様の動きを見せてからわずか数ヶ月後のことでした。Zillowは10月、カナダの不動産仲介業者やフランチャイザーから5万件以上の物件情報を受け取る契約を締結しました。

同社によれば、トロント出身で不動産業界で10年以上の経験を持つブレア・アンダーソン氏がトロント地域でのレッドフィンの業務を統括することになる。

レッドフィンの株価は月曜朝にわずかに下落したものの、年初来では16%上昇している。インマンは先週、世界最大の投資信託会社で5兆3000億ドルの運用資産を持つバンガード・グループがレッドフィンの株式を着実に買い増し、現在では10%以上を保有していると報じた。