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リアルネットワークス、元アドビ幹部を新CEOに任命

リアルネットワークス、元アドビ幹部を新CEOに任命

トッド・ビショップ

トーマス・ニールセン

[ロブ・グレイザー氏のコメントを追加]

リアルネットワークスは、今年初めのボブ・キンボール氏の突然の退任により空席となったポジションに代わり、トーマス・ニールセン氏を新たな最高経営責任者に任命した。

リアルネットワークスのニュースリリースによると、41歳のニールセン氏は、直近ではアドビシステムズのデジタルイメージンググループ(Photoshop、Elements、Lightroom製品を含む事業部門)の副社長を務めていた。デンマーク出身のニールセン氏は、アドビに移籍する前はマイクロソフトに5年間勤務していた。

同社の創業者兼会長であるロブ・グレイザー氏は、本日午後従業員に宛てた電子メールでこのニュースを発表し、ニールセン氏を「ソフトウェア製品の革新を刺激し、ビジネスを前進させる方法を知っている製品担当者」と呼んだ。

「トーマス氏がもたらす技術トレンドや市場動向に対する理解には多くの隣接性と共通性があり、それが彼がすぐに仕事に取り掛かるのに役立つと思う」とグレイザー氏は今日の午後、GeekWireとの電話インタビューで語った。

グレイザー氏は電子メールの中で、キンボール氏の退任以来暫定CEOを務めてきたベテランのリアルネットワークス幹部マイク・ランスフォード氏は、ニールセン氏に報告する上級職として同社に残ると記した。

オンラインデジタルメディアの先駆者であるリアルネットワークスは、過去2年間に数百人の雇用を削減し、採算の取れない事業から撤退し、ラプソディ音楽事業を独立企業として分離するなど、抜本的な変革を遂げてきた。

同社は、ビデオゲーム部門のGameHouseを除いてコンテンツ販売事業から撤退し、RealPlayerやUnifiメディアプログラムなどの技術インフラとデジタルメディアツールに注力している。

Rob Glaser 氏とのフォローアップ Q&A もご覧ください。