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アマゾン取締役パティ・ストーンシファー氏がワシントン・ポストの暫定CEOに就任

アマゾン取締役パティ・ストーンシファー氏がワシントン・ポストの暫定CEOに就任

テイラー・ソパー

パティ・ストーンシファー。(Amazon Photo)

ワシントン・ポスト紙の発行人で現CEOのフレッド・ライアン氏が8月1日に退任するという月曜日の発表を受け、長年アマゾンの取締役を務め、ゲイツ財団の元CEOでもあるパティ・ストーンシファー氏が同紙の暫定CEOに任命された。

ストーンシファー氏は1997年にアマゾンの取締役に就任した。シアトルに拠点を置くゲイツ財団の創設CEOであり、1997年から2006年まで共同議長を務めた。ストーンシファー氏は1988年から1997年までマイクロソフトに勤務し、コンシューマー・インタラクティブ製品部門を率い、同社で最高位の女性であった。また、2013年から2019年まで非営利団体マーサズ・テーブルを運営した。

ライアン氏は、2013年に同紙を2億5000万ドルで買収したアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏に発行人として雇われ、9年間ワシントン・ポスト紙を率いた。

ポリティコの創設CEOであるライアン氏は、ベゾス氏が一部資金提供しているロナルド・レーガン大統領財団の公共礼儀センターを率いる予定だ。

ワシントン・ポスト紙は、ライアン氏が「この動きをベゾス氏が全面的に支持している」と報じた。

同紙のデジタル購読者数は、ライアン氏が就任した当時の3万5000人から現在では200万人にまで増加した。しかし近年は読者数の減少と人員削減に悩まされている。