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センサリア、圧力センサー搭載の初の「スマートシューズ」を発売、靴下やシャツ以外にも展開

センサリア、圧力センサー搭載の初の「スマートシューズ」を発売、靴下やシャツ以外にも展開

テイラー・ソパー

Sensoriaの新しい「Sensoria Smart Running Shoe」。写真はSensoriaより。

Sensoria はハイテクシューズ業界に参入します。

シアトル地区のスタートアップ企業は本日、同社初のランニングシューズを発表しました。このシューズは小売価格199ドルで、リアルタイムの生体測定フィードバックを提供するように設計された埋め込み型繊維圧力センサーを備えています。

圧力センサーは足の裏部分に配置され、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計を搭載したシューズのかかと部分に取り付けられた取り外し可能な電子機器にデータを送信します。これらの技術を組み合わせることで、ランナーはランニングフォームに関する詳細な情報を得ることができます。

Sensoria は、3 月に出荷予定で 99 ドルで予約注文できる新製品を「世界初の繊維センサーを注入したランニング シューズ」と呼んでいます。

Sensoriaのアプリ。

「Fitbitのような製品は歩数をカウントしますが、ランニングにおいて最も重要な指標はペース、ケイデンス、着地、そして地面に着地するたびに生じる衝撃です」と、SensoriaのCEO、ダビデ・ヴィガーノ氏は声明で述べています。「ランニングのエンジンである脚、膝、そして足は守りたいものです。新しい Sensoria スマートランニングシューズなら、貴重で正確な生体情報を取得でき、ランニングを重ねるごとにパフォーマンスを向上させるだけでなく、より長く健康的に走れるようになります。」

シューズのセンサーからのデータは Sensoria のスマートフォン アプリに送信され、ランニング中に生体測定に関するリアルタイムの音声フィードバックを提供できる人工知能搭載の仮想コーチ機能が搭載されています。

この取り外し可能なデバイスは、Sensoriaのスマートソックスにも装着できます。同社は、動きを追跡するスマートブラやスマートシャツも販売しています。

Sensoriaの新しいシューズは、アシックスやアンダーアーマーといった企業、そして小規模なスタートアップ企業がリリースした製品と似ています。靴にセンサーを組み込むというアイデア自体は目新しいものではありませんが、Wareableが2015年に指摘したように、この技術の実装、そして最終的に消費者にとっての価値を生み出すには、多くの課題が伴います。

ヴィガーノ氏は2011年、マイクロソフトの元同僚と共にSensoriaを設立した。同社は今月、米国最大のポストアキュートケアプロバイダーであるジェネシス・ヘルスケアと提携し、新たなスピンオフ企業Sensoria Healthを設立したと発表した。また、昨年はマイクロソフトと提携して「スマートサッカーシューズ」を開発し、昨年はルノーと提携してプロのレーシングドライバー向けのスマートレーシングスーツを開発している。