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クラウドでイベント処理?Amazonの新しいLambdaサービスで簡単に

クラウドでイベント処理?Amazonの新しいLambdaサービスで簡単に

ブレア・ハンリー・フランク

Amazon CTO ヴェルナー・フォーゲルス
Amazon CTO ヴェルナー・フォーゲルス

アプリケーションがさらに大量のデータを取り込むことが可能になるにつれ、途中で発生するイベントを処理するための柔軟なツールの必要性が高まっています。

開発者がこうしたイベントに対応できるよう支援するため、Amazonは本日ラスベガスで開催されたRe:Inventカンファレンスにおいて、「Lambda」と呼ばれる新サービスを発表しました。このサービスは、開発者がアプリの背後にあるインフラストラクチャを管理することなく、トリガーを受け取り、簡単に次のアクションを実行できるアプリケーションを迅速に構築できるように設計されています。

ラムダ_ビデオサムAmazon CTOのワーナー・フォーゲルス氏は、写真共有アプリのユースケース例を紹介した。ユーザーがAWSのS3ストレージサービスに画像をアップロードすると、Lambdaイベントがトリガーされ、画像からメタデータが抽出され、DynamoDBのデータベースに追加される。LambdaはDynamoDBストリームを分析し、どのようなメタデータがトレンドになっているかを判断し、その情報をアプリに返す。そして、ユーザーの画像がトレンドになっている場合、LambdaはAmazonのSimple Notification Serviceに接続し、ユーザーにプッシュ通知を送信してそのニュースを知らせる。

Lambdaは、この非常にタイトなループに加えて、発生頻度の低いイベントも処理できるように構築されています。このようにLambdaを使用する主なメリットの一つは、開発者がイベント発生時に必要なコンピューティングリソースに迅速にアクセスし、イベント終了後に即座にスケールダウンできるため、コストとインフラストラクチャ管理のオーバーヘッドを削減できることです。

Lambdaの料金は、ユーザーが送信するリクエスト数と、使用したコンピューティング時間(100ミリ秒ごとに課金)に基づいて算出されます。サービスは無料利用枠から開始され、月間100万リクエストまでの無料利用と最大320万秒のコンピューティング時間をサポートします。Lambdaのプレビュー版へのアクセスは、こちらからお申し込みいただけます。

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