
Amazon.comの年末商戦の売上が予想を下回り、株価が下落
Amazon.comの年末商戦の売上が予想を下回り、株価が下落
トッド・ビショップ著
シアトルに拠点を置くAmazon.comが先日発表した決算によると、同社の第4四半期の純売上高は35%増の174億3000万ドルに達した。しかし、これはウォール街の予想である182億ドルを下回り、同社の株価は時間外取引で8%以上下落している。
同社によれば、電子書籍リーダーやKindle Fireタブレットを含むKindleデバイスの売上は、9週間のホリデー期間中に177%増加した。主力デバイスの売上に関する具体的な数字を公表しないという同社の伝統が続いている。
同社は純利益1億7,700万ドル、58%減の1株当たり38セントを発表したが、これはウォール街が予想していた1株当たり19セントの利益を上回った。
アマゾンはKindle Fireを199ドルで販売しているが、これは原価と同額かそれ以下だと考えられており、メディアやAmazonプライム会員の売り上げ増加でその差額を補うことを期待している。
同社によると、Amazonインスタントビデオで購入またはレンタルされたビデオは、第4四半期に前年同期比で2倍以上に増加し、Amazonインスタントビデオの顧客も同様に増加した。プライム会員によるビデオのストリーミング再生は、第3四半期比で約300%増加したという。
一方、同社によれば、第4四半期のAmazon Appstore for Androidの顧客数は第3四半期と比べてほぼ3倍に増加しており、これもKindle Fireの影響を示すものだという。