
イーロン・マスクのハイパーループの夢は現実に近づき、2016年に着工予定
モリー・ブラウン著

人をチューブの中に入れ、時速 800 マイルのスピードで飛ばすというイーロン・マスクの夢は、現実に近づく大きな一歩となった。
カリフォルニアに拠点を置くハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーズは本日、「フルスケールのハイパーループに取り組むコアチームの専門家が現在400人を超えた」と発表した。エリコン・ライボルト・バキューム、エンジニアリング設計会社AECOM、建築会社ホッジッツ・アンド・ファンなど、他の数社が同プロジェクトの技術およびインフラ支援を提供している。

Wired の報道によると、これらの企業からの支援は、すでに「ボーイングやスペースX などのエンジニアの軍団が時間を割いてこの取り組みに協力している」ことに加わっているという。
400人以上のチームは、カリフォルニア州キーバレーを5マイル走る「本格的な旅客用ハイパーループを2016年に完成させる」計画だ。
クラウドソーシングを活用して資金調達を行うスタートアップ企業、JumpStartFundがHTTを設立しました。このスタートアップは、NASA、SpaceX、ボーイング、一流大学といった機関から、時間と専門知識をストックオプションと交換する意思のあるエンジニアを集めています。
これは、これらの企業がマスク氏のハイパーループ構想の実現に真剣に取り組んでいることを示す確かな兆候だ。同氏は2013年にこの構想に関するホワイトペーパーを執筆した。それ以来、マスク氏はテキサスでのテストコースの建設やポッド設計コンテストの開催など、ハイパーループ開発を促進するいくつかの活動を先導してきた。
「既存の他の技術と比べると、建設上のハードルはそれほど高くないと思います」と、エリコンの事業開発責任者であるカール・ブロックマイヤー氏はWiredに語った。「技術的な観点から言えば、これは挑戦ではありません。私たちは、はるかに高度で過酷な用途に慣れています。」
彼はこう付け加えた。「『真空管で旅する?これは我々が参加すべきことだ』と思いました」