
シアトルのスタートアップ企業Tignisが半導体製造におけるAIプロセス制御の活用促進のため720万ドルを調達
カート・シュロッサー著

シアトルを拠点とするスタートアップ企業Tignisは、半導体製造における人工知能プロセス制御の革新を続ける中で、新たに720万ドルの資金を調達した。
同社の PAICe 製品スイートは、AI と機械学習を使用して、製造業やプロセス産業における機械学習対応ソリューションの構築、検証、展開能力を加速します。
「AIプロセス制御は半導体プロセス開発を加速し、効率と品質を向上させ、これまでは複雑すぎてモデル化できなかった製造技術を可能にし、より小型で複雑なチップの製造、市場投入までの時間の短縮、歩留まりの向上、運用コストの削減につながります」とティグニスの社長兼CEO、ジョン・ハーロッカー氏はニュースリリースで述べた。
17人の従業員を抱えるティグニスは、この資金を営業チームの拡大と現在の契約の履行に充てる予定だ。
ハーロッカー氏は、仮想化ソフトウェア企業VMwareのクラウド管理事業部門の副社長兼CTOを務めた後、2017年にTignisを共同設立した。同じく共同設立者で最高執行責任者のマット・マクラフリン氏は、VMwareのエンジニアリング・ディレクターを務めていた。
シリーズAラウンドはベンチャーキャピタルファンドのDN Capitalが主導し、Clear Ventures、元Microsoft幹部でVMware CEOのPaul Maritz氏、元GE Digital CTOのHarel Kodesh氏が参加した。
Tignisはこれまでにエンジェルおよびシード資金で740万ドルを調達しており、さらに2021年にはイノベーション企業BMNTから100万ドルの投資を受けている。