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グーグル、マイクロソフト、セールスフォース、ベライゾンによる買収の噂でツイッター株が急騰

グーグル、マイクロソフト、セールスフォース、ベライゾンによる買収の噂でツイッター株が急騰

ダン・リッチマン

Twitter CEO ジャック・ドーシー (Flickr/JDLasica 経由)
Twitter CEO ジャック・ドーシー (Flickr/JDLasica 経由)

Twitterは、GoogleやSalesforceを含む複数のテクノロジー企業と、売却の可能性を探る協議を開始したとCNBCが今朝報じた。TechCrunchによると、MicrosoftとVerizonも買収を検討している可能性があるという。

しかし、ベライゾンの広報担当者ボブ・ベレットーニ氏はGeekWireに対し、「ベライゾンは通常、M&Aの噂についてはコメントを控えています。しかし、ベライゾンがTwitterに買収提案を出しているという噂が流れており、これは全くの虚偽であることを公式に表明しています」と述べた。ベライゾンは48億ドル超でヤフーを買収する手続きを進めているが、ヤフーの大規模なデータ漏洩のニュースにより、この取引に暗雲が漂っている。

Twitterの株価は22.77ドルと急騰し、22%上昇した。InstagramやSnapchatといったライバル企業が広告主とユーザーの双方から支持を集め、投資家がTwitterが独立企業として生き残れるかどうか疑問視する中、株価は過去1年間で30%下落していた。

CNBCは匿名の「事情に詳しい関係者」の話として、ツイッターの取締役会は売却を望んでおり、正式な買収提案は「間もなく」行われる可能性があると報じた。しかし、CNBCは「売却は差し迫っていない」とも述べており、この矛盾については説明していない。

CNBCは関係筋の話として、交渉は加速しており、年末までに締結される可能性があると報じた。買収を希望する企業は、Twitterのメディア企業としての地位と同じくらい、同社のデータにも関心を持っていると言われている。

マイクロソフトがLinkedInとTwitterの両方を所有すれば、ソフトウェアやクラウドサービスのベンダーであると同時に、デジタル通信・データ企業にもなり得る。元マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏はTwitterの主要投資家であり、4%の株式を保有していると報じられている。

Googleの親会社アルファベットの株価は午前の取引で小幅下落し、814.65ドルとなった。セールスフォースの株価は3.5%下落し、71.99ドルとなった。マイクロソフトの株価は0.6%下落し、57.46ドル、ベライゾンの株価は0.3%上昇し、52.48ドルとなった。アルファベットとTwitterはコメント要請に直ちに回答しなかった。マイクロソフトとセールスフォースはコメントを控えた。

ツイッターの共同創業者ジャック・ドーシー氏は2015年に最高経営責任者として同社に復帰したが、ツイッターを復活させる同氏の計画はせいぜい未完成とみられている、とヤフーニュースは指摘した。