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FTC主催のIoTサイバーセキュリティコンテストで2万5000ドル獲得のチャンス

FTC主催のIoTサイバーセキュリティコンテストで2万5000ドル獲得のチャンス

アラン・ボイル

IoTホームインスペクターチャレンジ
IoTホームインスペクターチャレンジは、家庭内ネットワークにおける新たなタイプの脆弱性を未然に防ぐことを目的としています。(FTCグラフィック)

10月の大規模なボットネット攻撃が示したように、モノのインターネットは危険な領域になり得る。そこで、将来のハッキングを阻止するために、連邦取引委員会はIoTセキュリティツールのコンテストを開催した。

上位作品には最高25,000ドル相当の賞金が提供される。

FTC の IoT ホーム インスペクター チャレンジは、Web カメラからキッチンのレンジまで、さまざまなデバイスの古いソフトウェアによって引き起こされるセキュリティの脆弱性に対処するツールを考案する開発者を対象としています。

理想的なツールとしては、消費者が自宅のネットワークに追加し、そのネットワーク上の他のIoTデバイスのアップデートをチェックしてインストールできる物理デバイス、あるいはアプリやクラウドベースのサービス、ダッシュボードなどのユーザーインターフェースなどが考えられます。参加者は、ハードコードされたパスワード、工場出荷時のデフォルトパスワード、あるいは推測しやすいパスワードに対処する機能などを追加することも可能です。

こうした脆弱性を突いたサイバー攻撃者が、昨年10月に中国製ウェブカメラ数百万台を標的に世界のインターネットの主要なボトルネックを制圧するに至った。この攻撃により、Twitter、Amazon、Redditといった著名なオンラインサービスが断続的にダウンした。

ネットワーク専門家は、フィットネスモニター、コネクテッドカー、家電製品、サーモスタット、スマート電球など、インターネット対応デバイスがさらに増えるにつれ、モノのインターネットはさらに厄介になる可能性が高いと述べている。

「アメリカの消費者は毎日、家庭をよりスマートにする革新的な新製品やサービスに接しています」と、FTC消費者保護局長のジェシカ・リッチ氏は述べています。「消費者はこれらのデバイスの安全性を求めています。そのため、私たちは、デバイスを最新の状態に保つために、工夫好き、思慮深い、そして起業家といった一般の方々の創造性を求めています。」

応募は3月1日から受け付けられ、締め切りは5月22日東部標準時正午です。ワシントン大学のコンピューター科学者、河野忠義氏を含む5人の審査員が、7月下旬までに受賞者を選出します。

最優秀技術ソリューションの賞金は25,000ドルです。優秀賞に選ばれた最大3件のソリューションには、最大3,000ドルが授与されます。

これは、FTCがアメリカ競争法(America COMPETES Act)に基づき実施する4回目の政府コンテストであり、IoT関連の問題を扱った初のコンテストです。詳細なルールと要件については、FTCのウェブサイトをご覧ください。コンテスト情報はChallenge.govにも掲載されています。