
アマゾンは在宅COVID検査やその他の診断サービスを含むヘルスケア事業ラインを立ち上げる可能性あり
カート・シュロッサー著

アマゾンは、ヘルスケア分野における同社の関心を拡大する新たな事業ラインの立ち上げを検討していると報じられている。Business Insiderは月曜日、同社がCOVID-19を含む在宅医療検査の提供や、一般的な在宅診断サービスのためのサードパーティマーケットプレイスの提供を検討していると報じた。
情報筋はInsiderに対し、アマゾンは呼吸器疾患や性感染症につながる感染症の検査キットを提供する可能性があり、長期的な目標は臨床ゲノミクスなどの分野への拡大であると語った。
報道によると、COVID-19検査キットは6月にアマゾンから届く可能性がある。
同社は昨年、パンデミックが始まった際に、Kindle電子書籍リーダー、Fireタブレット、Echoスマートスピーカーの開発で最もよく知られているLab126ハードウェアグループから従業員を再配置し、テスト機能の構築を開始した。
当時の動きは、アマゾンがCOVID-19検査能力を拡大するためのより大規模な取り組みの一環であり、研究科学者、プログラムマネージャー、調達スペシャリスト、ソフトウェアエンジニアなど、社内のさまざまな役割の従業員を活用した。
Insiderによると、この新たな取り組みは社内検査ラボを構築した同じチームが主導しており、社内コードネームは「Project Ultraviolet」となっている。このチームは既に社内で「Amazon Diagnostics」と呼ばれており、検査キットの発売時にはこのブランド名を公式に使用し始める可能性があるという。
Amazonの健康とウェルネス分野への取り組みには、オンライン薬局Pillpackの買収、同社の新しい健康トラッキングデバイスHalo、そして今年初めに終了したJPモルガン・チェースおよびバークシャー・ハサウェイとのヘルスケア事業Havenパートナーシップなどが含まれます。また、ヘルスケア顧客向けにAmazon Web Services(AWS)も販売しています。
また同社は月曜日に、数十万人の業務従事者が職場での怪我を避け、より健康的なライフスタイルを送れるように支援することを目的として、「WorkingWell」と呼ばれる新しい従業員向け健康プログラムを導入した。
Insiderは、アマゾンが家庭用診断サービスに進出することで、検査大手のクエストやラボコープ、そして中小規模の健康関連ベンダーと競合することになるだろうと指摘した。また、クローガー、ウォルマート、アルバートソンズといった小売業者は、過去1年間で一般消費者向けに独自の家庭用検査サービスを開始している。