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マイクロソフト、機械学習サービスの一般提供開始でAzureのビッグデータ機能を強化

マイクロソフト、機械学習サービスの一般提供開始でAzureのビッグデータ機能を強化

ブレア・ハンリー・フランク

マイクロソフトのロゴMicrosoft Azureは、ビッグデータワークロードに対応するための新機能を搭載します。同社は本日のブログ投稿で、クラウドで大量のデータを処理する必要がある組織を対象とした一連の新機能を発表しました。

まず、昨年プレビュー版としてリリースされたクラウドプラットフォームの機械学習サービスが、この度一般提供を開始しました。このサービスは、特別な訓練を受けたデータサイエンティストの助けを借りることなく、機械学習技術を用いてクラウド上の大規模データセットをより簡単に分析できるように設計されています。このサービスは、Azureの低レベルのインフラストラクチャおよびプラットフォームサービスよりも高額な料金設定となっているため、Microsoftのクラウド戦略全体において重要な位置を占めています。

さらに、機械学習のワークロードを Azure に導入する組織は、Amazon Web Services や Google Cloud Platform などの競合他社に頼るのではなく、Microsoft の他のクラウド サービスを使用する可能性が高くなります。

マイクロソフトのクラウドホスト型Apache HadoopであるHDInsightも本日アップデートされました。マイクロソフトは、昨年Azureで利用可能なLinuxフレーバーを拡張したことに続き、Linux版HDInsightのプレビューを開始しました。さらに、本日のアップデートでは、HDInsight上のApache Stormが一般提供され、Hadoop 2.6のサポートも開始されました。また、HDInsightクラスターの実行中にスケーリングする機能も一般提供されました。これにより、ユーザーはクラスター内のノード数を変更するために新しいインスタンスを起動する必要がなくなりました。

最後に、MicrosoftはInformaticaと提携し、LinuxおよびWindows仮想マシン向けのInformatica CloudエージェントをAzure Marketplaceに提供します。Informaticaのツールは、オンプレミスのデータセンターや他のクラウドプロバイダーなど、さまざまなソースからのクラウドデータを統合する企業を支援するように設計されています。