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右にスワイプして応募:LinkedInがTinderのような就職活動アプリで大学生を誘致

右にスワイプして応募:LinkedInがTinderのような就職活動アプリで大学生を誘致

モニカ・ニッケルズバーグ

シャッターストック。
シャッターストック。

大学を卒業したばかりの人にとって、初めての本格的な就職活動は、まるで若い恋のようです。ワクワクする一方で、不安もつきまといます。そして、情報過多の現代においては、無限とも思える選択肢を精査していくことが全てです。

LinkedInはこの類似点をビジネスチャンスと捉えています。このソーシャルネットワークは、卒業後の就職活動という時に負担になるプロセスと、Tinderのスワイプ操作の手軽さを組み合わせることで、切望されるミレニアル世代の獲得を目指しています。

月曜日に米国で正式にリリースされるLinkedIn Studentsアプリは、卒業を控えた大学生が、自分の専攻に合った仕事や、出身校からの採用実績のある企業を見つけるのに役立ちます。また、このアプリは、同じような学位を持つ卒業生のキャリアパスも表示するため、学生は将来のキャリアプランをイメージしやすくなります。

「何億人もの成功したプロフェッショナルのキャリアパスから得た実際のデータに基づいて、カスタマイズされた仕事や関連する推奨事項を提供する、個人的な仕事探索ガイドとして考えてください」と、LinkedIn のシニア プロダクト マネージャーである Ada Yu 氏は、このアプリを発表するブログ投稿で書いています。

LinkedInの新しい学生向けアプリは、右スワイプ/左スワイプのモデルを採用しており、これはミレニアル世代へのリーチを目指すテクノロジー企業の戦略となっています。このフリップブック形式のブラウジングの元祖であるTinderが、18歳から34歳くらいの層で常に上位にランクインしていることを考えると、驚くべきことではありません。

これは広告主にとって最も魅力的な年齢層の一つであり、LinkedInにとっても大きな価値を持っています。ミレニアル世代は今年、ベビーブーマー世代を抜いて米国最大の世代になると予想されており、求人情報、スポンサーコンテンツ、サブスクリプションといったLinkedInのオーディエンスを拡大する可能性を秘めています。

アプリの仕組みの詳細については、LinkedIn の発表ビデオをご覧ください。