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IEが全体的に落ち込む中、マイクロソフトはWindows 7に対するIE9の伸びを誇示

IEが全体的に落ち込む中、マイクロソフトはWindows 7に対するIE9の伸びを誇示

トッド・ビショップ

最新の NetMarketShare のデータによると、7 年前に 90 パーセントを超えていた Internet Explorer の全体的な市場シェアは、2011 年 12 月に再び低下し、2012 年中にすべてのコンピューターで 50 パーセントを下回る見込みであるようです。

しかし、Microsoftは公式発表において、ブラウザの最新バージョンであるInternet Explorer 9と、MicrosoftのWindows 7オペレーティングシステムにおけるその進捗状況に引き続き注力していると述べています。この点に関しては、Windows 7におけるIE9のシェアは世界的にIE8に迫っており、米国市場ではWindows 7をリードするなど、明るいニュースが続いています。

IEマーケティングディレクターのロジャー・カプリオッティ氏は、昨日公開したブログ記事で「2012年の素晴らしいスタート」と評しました。彼の投稿には、この発言に疑問を呈し、全体的なシェアの低下を指摘するコメントがいくつか寄せられています。中には、Windows 8におけるIE10の市場シェアこそが重要なのかもしれないと冗談を飛ばすコメントもありました。

私は以前、この問題についてカプリオッティ氏に尋ねたことがあり、彼の答えは次の通りです。

「成功の尺度と目標設定において、Windows 7 上で最新バージョンのブラウザを提供することが全てです。当社の主力製品である IE9 を Windows 7 上で動作させることは、まさに最高のブラウジング体験を提供します。Windows 7 上で IE9 を使い続けるユーザーが増え、好んで利用されるようになる限り、私たちの事業は大きな成功を収めることができるでしょう。」

Internet Explorerは現在Windows専用なので、Microsoftが分析対象をWindows全般に限定するのは当然と言えるでしょう。しかし、少なくとも現時点では、Windows 7におけるIE9の動向のみに焦点を当てるのはリスクが伴います。Windows 7は現在、世界のデスクトップOS市場におけるシェアが37%(増加傾向)で、Windows XPは47%(減少傾向)、Windows Vistaは8%(減少傾向)となっています。

Microsoft によると、Windows 7 のブラウザの傾向は次のようになります。