
クラウド調査ではAmazon Web Servicesが優勢、しかしMicrosoft Azureが勢いを増す
ブレア・ハンリー・フランク著
Amazon Web Services(AWS)はクラウドコンピューティング市場を引き続き席巻しており、最新の調査によると、技術専門家の57%がAWS上でアプリケーションを実行していると回答しています。これは前年の54%から増加しています。
比較すると、Microsoft Azureのクラウドプラットフォームとインフラストラクチャの合計スコアはわずか19%でした。しかし、Microsoftは着実に成長を続けており、同社のクラウドインフラストラクチャを利用する技術プロフェッショナルの数は6ポイント増加しました。
Google の Cloud Platform 製品は Azure に次いで多く、調査回答者の 8% が Google App Engine を使用しており、Google のインフラストラクチャ製品を使用している回答者はわずか 5% でした。
当然のことながら、Microsoft は大企業での支持が大幅に高まっています。調査対象のエンタープライズ ユーザーの 19% が Azure のインフラストラクチャ製品を使用していると回答し、エンタープライズ クラウド ユーザーの 15% が Azure のサービスとしてのプラットフォーム製品を使用していると回答しています。エンタープライズ ユーザーの 50% が AWS 上でアプリケーションを実行していると回答しており、これは 2014 年の 49% から増加しています。
マイクロソフトがAzureの大企業向けマーケティングに注力してきた努力と、レドモンドに本社を置く同社が既にエンタープライズIT市場を掌握していることを考えると、大企業がマイクロソフトの主要顧客であることは驚くべきことではありません。また、大企業ビジネスには成長の余地があります。アンケートに回答した企業ユーザーの大多数が、自社のアプリケーションポートフォリオのうちクラウド上にあるものは20%未満であると回答しています。
中小企業では、Amazon のリードはさらに広がっています。従業員数が 1,000 人未満の企業に勤務する回答者の 61% が AWS でアプリケーションを実行していると回答したのに対し、Azure のサービスとしてのインフラストラクチャ製品でワークロードを実行していると回答した回答者はわずか 9% でした。
これは今後 Amazon にとって良いニュースです。AWS 上で会社を築いている小規模のスタートアップは、ビジネスが成長しても AWS を使い続ける可能性が高く、AWS の請求額もそれに応じて増えることになります。
全体的に見て、シアトルの二大クラウド大手は、オンプレミスインフラからパブリッククラウドまたはハイブリッドクラウドへの移行が進む企業の恩恵を享受する態勢が整っているようだ。反対派の意見はさておき。Amazonは技術系顧客層のマインドシェアで圧倒的なリードを築いているが、Microsoftは事業拡大の態勢にあるようだ。Google Cloud Platformはまだ目立った成果を上げていないものの、調査対象者の29%がGCPのIaaS(Infrastructure as a Service)製品を実験中、または利用を計画していると回答した。
結論:クラウド戦争はまだ終わっていない。