
クレイ、エネルギー省研究センターと7000万ドルの契約を発表
ブレア・ハンリー・フランク著
スーパーコンピュータメーカーのCrayは本日、カリフォルニア州の国立エネルギー研究科学計算センターに次世代Cray XCスーパーコンピュータを提供する7,000万ドルの契約を締結したことを発表した。
同社によれば、NERSCに設置される「Cori」と名付けられたコンピューターは、XC30モデルの次世代アップデートとなり、「Knights Landing」というコードネームで呼ばれるインテルのXeon Phiプロセッサーの次期バージョンを搭載する予定だという。
「これは当社にとって重要な契約であり、Cray XCファミリーのロードマップが今後も業界をリードし続けることを証明しています」とCrayのCEO、ピーター・ウンガロ氏はプレスリリースで述べた。
生化学者でノーベル賞受賞者のゲルティ・コリにちなんで名付けられたCoriは、現在NERSCに設置されている2台のCrayスーパーコンピュータ、「Edison」と名付けられたXC30と、「Hopper」と名付けられたXE6に加わることになる。NERSCのスディップ・ドサンジ所長はプレスリリースで、この新システムは、同センターの能力に依存する科学者たちの能力を大幅に向上させると述べた。
クレイ社は、このシステムが2016年にNERSCに納入される予定だ。
このニュースと同時に、クレイは2014年第1四半期の売上高が5,510万ドルに達したと発表した。これはアナリスト予想の5,088万ドルを上回った。一方、同社は第1四半期の1株当たり損失を46セントと発表し、アナリスト予想を3セント下回った。
本報道時点で、同社の株価は時間外取引で2パーセント下落している。