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アマゾンエアは、貨物機隊の拡大のためボーイング機11機を購入し、初の航空機の直接購入を実施

アマゾンエアは、貨物機隊の拡大のためボーイング機11機を購入し、初の航空機の直接購入を実施

トッド・ビショップ

カリフォルニア州サクラメントのアマゾン航空の貨物機。(GeekWireファイル写真/トッド・ビショップ)

疑問の余地があるかもしれないが、Amazonは自社の輸送・配送ネットワーク構築にどれほど真剣に取り組んでいるかを示唆した。このテクノロジー大手は、デルタ航空とウエストジェット航空からボーイング767-300型機11機を購入すると発表した。Amazonが貨物輸送用に航空機をリースではなく購入するのはこれが初めてとなる。

アマゾン・グローバル・エア担当副社長のサラ・ローズ氏は火曜日の朝の声明で、航空機の購入は、迅速で無料の配送を提供するための同社の取り組みにおける「自然な流れ」だと述べた。「リース機と自社保有機を組み合わせ、拡大を続ける当社の保有機群にすることで、業務管理を改善し、ひいてはお客様への約束を迅速に果たすことができるようになります。」

追加の11機により、同社は2022年末までにネットワークに85機以上の貨物機を保有することになる。

これらの契約は、アマゾンが物流・配送ネットワークを構築し、事業の自立性を高めるための最新の取り組みです。このeコマース大手は、フェデックスとの提携を解消した後も、一部の配送業務でUPSと米国郵便公社(USPS)を引き続き利用しています。

デポール大学のチャディック政策概要が9月に発表した報告書によると、アマゾンエアの1日あたりのフライト数は4月23日から8月20日の間に85便から108便へと27%増加した。報告書はこれを「これまでの大幅な拡大の直後であり、世界の航空貨物は6月と7月に20%以上減少していたことを考えると、驚異的な成長」と評した。

同社の全世界における配送コストは、パンデミック中のeコマース売上高の増加を反映して、第3四半期に57%増加し、150億ドルを超えた。アマゾンは、ホリデーショッピングのピークシーズンを含む第4四半期の業績を今月下旬に発表する予定だ。

同社によると、ウエストジェットから購入した4機は旅客機から貨物機への改修工事中で、2021年にアマゾン・エアの機材として運航を開始する予定だ。デルタ航空から購入した7機は2022年にアマゾンの機材に加わる予定だ。アマゾンによると、購入した機材はリース機と同様に、サードパーティの航空会社によって運航されるという。