
カスケード・シード・ファンド、太平洋岸北西部のスタートアップ企業への投資拡大のため6番目のファンドを調達
テイラー・ソパー著

オレゴン州と太平洋岸北西部の初期段階の起業家にとって、新たな資金源が利用可能になります。
Cascade Angels Fundは本日、Cascade Seed Fundとしてブランド名を変更すると発表しました。同ファンドは、6番目のファンドの初期クローズで540万ドルを調達したばかりです。
オレゴン州ベンドに拠点を置くCascadeは、新興テクノロジーおよび消費財スタートアップ企業に平均25万ドルの投資を目指しています。ブランド変更により、Cascadeは従来型のベンチャーファンドに近いポジションを築き、3年間の投資期間を設けています。運用は、Cascade Angels Fundの共同創業者であるロバート・ピーズ氏とジュリー・ハレルソン氏が率いる44NorthVenturesが行っています。
「私たちは、市場の創造的破壊者、マイノリティ、そして大都市圏外や地方に拠点を置く起業家など、見過ごされてきた起業家に投資しています」とハレルソン氏は声明で述べた。「このファンドと私たちの新しい名称は、6年間のシード期投資を基盤としており、次の段階の取り組みを開始できることを大変嬉しく思っています。」
第6ファンドの投資家には、オレゴン・コミュニティ財団やオレゴン州などの個人や団体が含まれます。
Cascadeは6つのファンドを通じて1,200万ドル以上を調達し、30社に投資してきました。6番目のファンドは、グループ史上最大の規模です。Cascadeのポートフォリオには、Stabilitas、Amplion、ClassHero、Megh Computing、Talkoot、Red Duck、Rigadoなどのスタートアップ企業が含まれています。また、投資企業の約4分の1は女性CEOが率いています。
Cascade は、オレゴン州立大学で Cascade Seed Fund Innovation and Entrepreneurship Scholarship も運営しています。
ピーズ氏は以前、Salesfusionに買収されたLoopFuseのCEOを務め、またBlackberryに買収されたGistのマーケティング担当副社長も務めていました。ハレルソン氏は2007年に自身の戦略経営会社を設立し、オレゴン州立大学アドバンテージ・アクセラレーターの理事と、全米銀行協会セントラル&イースタンオレゴン地域の諮問委員会の委員を務めています。また、ポートランド州立大学の女性リーダーシップセンターの創設メンバーでもあります。
ベンドに拠点を置くもう一つのアーリーステージ投資会社、セブン・ピークス・ベンチャーズは、昨年2,800万ドルのファンドを調達しました。同じくオレゴン州で活動するボイジャー・キャピタルも今月初めに1億ドルを調達しました。