Vision

音楽を大音量で: 巧妙な仕掛けにもかかわらず、スマートスピーカーでは音楽が依然として王者

音楽を大音量で: 巧妙な仕掛けにもかかわらず、スマートスピーカーでは音楽が依然として王者

クレア・マクグレイン

スマートホームハブを内蔵した次世代Amazon EchoとEcho Plus。(GeekWire Photo / Todd Bishop)

スマートアシスタントは、電子レンジでポップコーンを調理したり、インフルエンザの予防接種を手伝ったりと、毎日新しい技を学んでいるようです。

しかし、こうしたあらゆる機能は、スマートスピーカーの王様である「音楽」に比べれば取るに足らないものです。

データ会社ニールセンのレポートによると、音楽を聴くことはスマートスピーカーの他のあらゆる用途を上回っており、ユーザーの90%がスマートデバイスに曲の再生を要求していることがわかりました。

交通情報や天気情報といったリアルタイム情報は2位で、ユーザーの81%がスマートデバイスにこの機能を求めています。雑学クイズなどの事実情報は3位で、ユーザーの75%が求めています。

米国におけるスマートスピーカーの最も一般的な用途。2018年第2四半期のニールセンメディアテックトレンド調査の結果。(ニールセン写真)

全体的なテーマはシンプルさです。インタラクティブなゲームを楽しんだり、レシピをステップバイステップで聞いたりするのは楽しい目新しい体験かもしれませんが、スマートスピーカーの最も一般的な用途は、より実用的でシンプルなものです。

上位 6 つの用途から特に抜けているのは、電球やサーモスタットなどのスマートホーム デバイスの使用です。

これは、AmazonのAlexa、Googleアシスタント、そしてその他無数のスマートアシスタントが市場を掌握しようとしのぎを削るスマートスピーカー業界にとって、興味深い示唆です。音楽の重要性が高まったことで、AppleのHomePodやGoogle Home Maxのような、音楽機能に重点を置いたスマートスピーカーが勢いづくかもしれません。

いずれにせよ、スマートスピーカーの普及は増加の一途を辿っています。調査対象者のうち、62%が過去6ヶ月以内にスマートスピーカーを購入し、45%が自宅用に別のデバイスを購入する予定があると回答しました。