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報道:アマゾン、ニューヨーク市に実店舗の書店を計画

報道:アマゾン、ニューヨーク市に実店舗の書店を計画

モニカ・ニッケルズバーグ

GeekWireの写真。
GeekWireの写真。

ニューヨーク・ポスト紙によると、アマゾンはニューヨーク市のハドソン・ヤーズに実店舗型の書店をオープンする計画だという。匿名の情報筋が同紙に語ったところによると、この書店は2018年か2019年にオープン予定で、ほぼ決定済みだという。

ハドソン・ヤーズ店は、Amazonにとって4番目の実店舗となります。昨年秋、Amazonは地元シアトルに、秘密裏に期待が高まる中、初の実店舗をオープンしました。旗艦店のオープンからわずか4か月後、Amazonはサンディエゴへの出店を計画中であることを発表。6月にはポートランドへの出店計画が浮上しました。

ニューヨーク市はAmazonにとって東海岸初の拠点となる。ニューヨーク・ポスト紙の報道についてGeekWireが取材した際、Amazonの広報担当者は「噂や憶測にはコメントしません」と述べた。

GeekWireの写真。
アマゾンのシアトル書店の内部 (GeekWire の写真)。

シアトル店の噂が最初に浮上した際、Amazonが実店舗展開に乗り出すという決定は、一部の人々を驚かせた。結局のところ、Amazonは多くの従来型小売業者(特に書店)の破綻を引き起こした企業なのだ。しかし、実店舗に対する同社の強気な姿勢は、Amazonにとってこの試みが成功だったことを示唆している。実店舗は書籍販売を促進するだけでなく、Fireデバイスのショールームとしても機能し、AmazonはAppleやMicrosoftと同じ土俵で競争できるようになっている。

ポートランドのパウエルズ・ブックスのような独立系書店は、今やアマゾンからの新たな競争に直面している。今度は自らの領域で。もしアマゾンがニューヨークへの出店計画を進めれば、市内の無数の独立系書店にとって、強力な新たな競争相手となるだろう。