
SwiftKey は、サードパーティ製キーボードに Microsoft Translator を追加し、60 言語でリアルタイム翻訳を実現します。
ナット・レヴィ著

Microsoft が所有する iOS および Android 用のサードパーティ製モバイル キーボードである SwiftKey は、Microsoft Translator との新しい統合により、60 を超える言語間でテキストを翻訳できるようになりました。
キーボードに埋め込まれているため、翻訳機能はFacebook Messengerなどのソーシャルアプリからメールなどのビジネス用途まで、さまざまなメッセージングシナリオで利用できます。この統合には双方向翻訳も含まれており、ユーザーは送受信メッセージを翻訳できます。
ユーザーは、SwiftKeyに最近追加されたツールバーからMicrosoft Translatorを見つけることができます。これにより、頻繁に使用する機能にアクセスできます。MicrosoftはSwiftKeyに多額の投資を行っており、今年初めにメジャーアップデートを発表しました。
2016年にマイクロソフトが2億5000万ドルで買収したと報じられたSwiftKeyは、このテクノロジー大手の新たなモバイル戦略を象徴するものです。同社は自社製のスマートフォンやOSの開発から撤退し、代わりに既存のツールをiOSとAndroid向けに最適化し、カメラやキーボードといった基本機能を活用した新しいスマートフォンアプリの開発に注力しています。
SwiftKeyのリーダーたちは、ユーザーが最終的に、会う時間や場所の計画といった複雑な会話を、メッセージングアプリ、カレンダー、地図など、そうした約束をするために必要なものの間を行ったり来たりすることなく実行できるようにしたいと考えています。この点において、他のMicrosoft製品との類似点は容易に見出せます。Microsoftのプログラムやサービスに新たに追加された機能の多くは、すべてを1か所で実行できることを重視しており、特にチャットベースの生産性向上ツールであるTeamsがその顕著な例です。