
フェイスブック、アマゾンの裏庭にあるシアトルの新オフィスを4億1500万ドルで売却
ナット・レヴィ著

シアトルの賑やかなサウス・レイク・ユニオン地区にあるフェイスブックの最新オフィスビルが先週、4億1500万ドルという巨額で売却された。
不動産記録によると、スペインの億万長者アマンシオ・オルテガ氏の不動産投資会社ポンテ・ガデアは、故ポール・アレン氏の不動産部門から2棟の複合施設「アーバー・ブロック」を購入した。アマゾン本社から目と鼻の先にあるこの2棟は、5月と9月に開業し、合わせて約2,000人を収容できる。
フェイスブックは9月、シアトル地域の18のオフィスに5,000人の従業員を擁していると発表した。フェイスブックは2010年にシアトルに進出し、地域の技術系人材基盤を活用するため、エンジニアリングセンターを開設した最初の企業の一つとなった。
カリフォルニア州メンロパークの本社以外では、Facebookの次に大きな拠点はシアトルにあり、2018年以降約2,000人の従業員が増員されている。シアトルオフィスの重点分野には、広告、アナリスト、ゲーム、グループ、Messengerなどがある。
Facebookは近隣のベルビューでも急成長を遂げており、急成長中のスプリング・ディストリクト複合施設に新たなビルを取得したばかりだ。
Facebookは今年初め、シアトル地域全体で270万平方フィート(約270万平方メートル)のオフィススペースを保有していると発表した。これには、アーバー・ブロックス、スプリング・ディストリクトの一部のビル、そしてマイクロソフトの本社があるワシントン州レドモンドにある、Oculus Researchも傘下に入る仮想現実(VR)/拡張現実(AR)部門Facebook Reality Labsの拡張キャンパスが含まれる。